今回はExcel VBAで文字列を区切る方法(区切り位置)についてご紹介します。
今回の例を読み進めるにあたり、配列についてある程度理解している必要がありますのでご注意ください。
※Excel VBAにおける配列については別途改めて記事を作成する予定です。
Split関数で文字列を区切る
Excel VBAでは、下記のSplit関数で文字列を区切る事ができます。
Split(区切りたい文字列, 区切り文字)
それでは早速、下記のサンプル1で実際に文字列を区切ってみます。
・サンプル1
Sub 文字列区切り1() Dim str As String str = “1,2,3,4,5” Cells(1, 1).Value = ary(0) End Sub |
それでは上記のサンプル1についてご紹介しますと、
str = “1,2,3,4,5”
では、今回区切りたい文字列「1,2,3,4,5」を変数strに代入しています。
ary = Split(str, “,”)
では、変数strに代入した「1,2,3,4,5」という文字列を、split関数によりカンマで区切り、変数aryに代入しています。
Cells(1, 1).Value = ary(0)
Cells(1, 2).Value = ary(1)
Cells(1, 3).Value = ary(2)
Cells(1, 4).Value = ary(3)
Cells(1, 5).Value = ary(4)
では、変数aryに格納された、ary(0)~ary(4)までの値をセルA1~A5に記入しています。
(一応ではありますが、配列は(0)から始まる((0)が1番目である)という事を忘れないようにしてください!)
しかしこのままでは、文字列を区切った後の配列数が事前に分からない場合に対処する事ができません。
そこで次回は、文字列を区切った後の配列数が事前に分からない場合の処理方法についてご紹介します。