Excel VBAは登場してからかなりの年数も経っており、関連書籍もネットの情報もかなり豊富です。
しかし、選択肢が多すぎるというのもそれはそれで逆に問題があったりもします。
特にこれからExcel VBAを始めようという方は、いったい何を見て、どこから手を付けて、どうやって始めたら良いか全く分からずに、挫折してしまった方も非常に多いのではないかと思います。
また、実際にそんな声を聴いた事も何度かあります。
今回は、そんなExcel VBA入門に関する話題です。
私が最初に購入したExcel VBAの関連書籍
ちなみに私が一番最初に購入したExcel VBAの関連書籍は、正直いって全く理解不能なシロモノでした(苦笑)
例えるなら、
野球をやってみたい少年に、まずは分厚いルールブックを与える
とか、
ギターを弾いてみたい少年に、まずは分厚い音楽理論書を与える
みたいな感じです。
あるいは、
複雑なプラモデルの細かいパーツを無数に渡して、組み立て方は教えない
でもいいです。
もちろん私の書籍の選び方も悪かったのかもしれませんが、とりあえず知っている知識を片っ端から並べただけというか、Excel VBAを嫌いになれ!と言わんばかりの書籍でした(苦笑)
今ならまあ見れば分かるとは思いますが、入門者にとってはあえて門を閉ざしにかかるような書籍でした・・・
Excel VBAの入門用書籍に求めるもの
これはあくまでも個人的な見解ではありますが、この手の入門用書籍に関しては、まずはどんな簡単なプログラムでも良いので、
自分が書いたプログラムで「何かを動かした実感」
が大事だと思うのです。
例えば野球少年なら、
「プラスチックのバットにゴムボールが当たった」喜びからスタートする
と思いますし、
ギター少年なら、
例え簡単な一小節でも「弾きたかったフレーズが弾けた」喜びからスタートする
と思います。
そのはじめの一歩を差し置いていきなり分厚いウンチクからスタートしたら、それは余程特異な人間でもない限りは挫折するに決まっています。
Excel VBA入門におすすめの書籍
少々前置きが長くなってしまいましたが、個人的にお勧めしているExcel VBAの入門用書籍は、「立山秀利」先生による
『入門者のExcel VBA』
と
『Excel VBAのプログラミングのツボとコツがゼッタイにわかる本』
です。
Excel VBA関連書籍としてはAmazonにおけるコンピュータ書の年間ランキングの上位常連ですので、 もしかしたら見かけたことのある方も多いかもしれません。
内容としては、
まずは自分の手でプログラムを書いて動かしてみる
ことに主眼を置いている印象で、
書籍の中でも言及されているように、入門者にもできるだけ分かりやすいよう、特に重要な機能に焦点を絞っているようです。
たしかに入門者に対して必要以上に理屈を語るのは挫折の原因となり得ますし、それは後からでも付いてきます。
その点、『入門者のExcel VBA』や『Excel VBAのプログラミングのツボとコツがゼッタイにわかる本』は、「まずは自分の手でプログラムを書いて動かしてみる」という点に重点を置いていますし、しっかりと順番に読み進めつつ手を動かしていけば、簡単なプログラムなら必ず書けるようになるはずです。
Excel VBAの脱・入門者用におすすめの書籍
ただし、これは本当に入門者向けであくまでもとっかかりに過ぎませんので、ここで満足して終わりにしてはいけません(笑)
Excel VBAにはデバッグなどの重要な要素がまだまだありますが、そちらについても続きの書籍がありますので、こちらも合わせて読むとExcel VBAの脱・入門者へ向けての学習を進める事ができます。
というより、こちらまでは最低限でも読まないと、実務に対応するようになるのは難しいと思います。
どちらのシリーズが良いのか?
ちなみにどちらのシリーズが良いのかという点についてですが、著者が同じですので基本的な方針は一緒ですが、
値段が安いのは『入門者のExcel VBA』シリーズ
で
見やすいのは『Excel VBAのプログラミングのツボとコツがゼッタイにわかる本』シリーズ
であるように思います。
このあたりはAmazonの「なか見!検索」で試し読みして、お好みの方を選べば良いのではないかと思います。
パソコン教室で習うのも選択肢
Excel VBAを学ぶ方法として、
パソコン教室
という選択肢もあります。
やはり、経験者から直接教えていただきつつ学習できるというのは非常に大きなメリットです。
パソコン教室には「アビバ」などがありますが、「アビバ」では、
WEBから資料請求をすると受講料割引
などのサービスを行っており、非常にお得です。
まとめ ~まずは手を動かそう!~
今回は、Excel VBAの入門におすすめの書籍などについてご紹介してきました。
やはりExcel VBAに入門する上で重要なのは
まずは手を動かす!
事であるように思います。
その点において
『入門者のExcel VBA』
と
『Excel VBAのプログラミングのツボとコツがゼッタイにわかる本』
はExcel VBAの入門用にピッタリな書籍だと思いますので、特にExcel VBAを始めたくてもとっかかりがつかめないという方や、一度勉強したけど挫折してしまったという方は、ぜひこちらの書籍を試してみてはいかがでしょうか?