Ifステートメントとは、指定した条件によって処理方法を分岐させたい場合に使れ、プログラムの中でも頻繁に使われる、必須のステートメントです。
そこで今回は、Ifステートメントによる条件分岐についてご紹介します。
Ifステートメントの使いかた
Ifステートメントは下記のように記述します。
If 条件式1 Then 条件式1を満たす場合の処理 (ElseIf 条件式2 Then 条件式1を満たさず、条件式2を満たす場合の処理) (ElseIf 条件式3 Then 条件式1と条件式2を満たさず、条件式3を満たす場合の処理) (Else 上記いずれの条件式も満たさない場合の処理) End If |
()の中のElseIf~と、Else~は省略する事ができます。
また、ElseIf~は条件式4、条件式5~と、複数の条件を指定する事ができます。
例として、下記のコードをご紹介します。
変数strに猫という文字列を代入して実行した場合、メッセージボックスには「猫である」と表示されます。
変数strに代入する文字列を馬に変更した場合、メッセージボックスには「馬である」と表示されます。
変数strに代入した文字列が猫でも馬でもない場合、メッセージボックスには「猫でも馬でもない」と表示されます。
Sub 条件分岐() Dim str As String str = “猫” ’変数に文字列を格納 ‘以下、Ifステートメントによる条件分岐 MsgBox “猫である” ’変数strが「猫」の場合、この処理を実行 ElseIf str = “馬” Then ’変数strが「馬」の場合 MsgBox “馬である” ’変数strが「馬」の場合、この処理を実行 Else ’変数strがIfとElseIfのどの条件にも該当しない場合 MsgBox “猫でも馬でもない” ’変数strがIfとElseIfのどの条件にも該当しない場合、この処理を実行 End If End Sub |