【Google Apps Script(GAS)】定数の宣言

今回は、Google Apps Script(GAS)で定数を宣言する方法についてご紹介します。

※本ページはプロモーションが含まれています

スポンサーリンク
スポンサーリンク

定数の宣言

まず、定数は下記のように宣言します。

const 定数名 = 値

変数はスクリプト内で値が変化していく事がありますが、定数は一度宣言した後はスクリプト内で値を変更しないものです。

プログラムの中で何度も使用する値などを定数として宣言しておくと、メンテナンス性が高まって非常に便利です。

例としてはあまり良くありませんが、下記のサンプル1はアクティブシートのセルA1~A10に、1~10の値を入力していくものです。

しかしこのスクリプトですと、

「やっぱりB列に変更して~」

となった場合、スクリプトを1行ずつ修正していかなければなりません。

この程度ならまだ問題ないかもしれませんが、もっと複雑になってくると非常にやっかいです。

・サンプル1

function sample1() {

var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
var sh = ss.getActiveSheet();

sh.getRange(1, 1).setValue(1);
sh.getRange(2, 1).setValue(2);
sh.getRange(3, 1).setValue(3);
sh.getRange(4, 1).setValue(4);
sh.getRange(5, 1).setValue(5);
sh.getRange(6, 1).setValue(6);
sh.getRange(7, 1).setValue(7);
sh.getRange(8, 1).setValue(8);
sh.getRange(9, 1).setValue(9);
sh.getRange(10, 1).setValue(10);
}

 

しかし下記のサンプル2のように、

const a = “1”

であらかじめ定数「a」に値を代入した上でスクリプトを書いておくと、

「やっぱりB列に変更して~」

となった場合には

const a = “2”

に変更すれば良いだけですので、非常にメンテナンス性が高まります。

function sample2() {

const a = “1”

var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
var sh = ss.getActiveSheet();

sh.getRange(1, a).setValue(1);
sh.getRange(2, a).setValue(2);
sh.getRange(3, a).setValue(3);
sh.getRange(4, a).setValue(4);
sh.getRange(5, a).setValue(5);
sh.getRange(6, a).setValue(6);
sh.getRange(7, a).setValue(7);
sh.getRange(8, a).setValue(8);
sh.getRange(9, a).setValue(9);
sh.getRange(10, a).setValue(10);
}

 

タイトルとURLをコピーしました