Google Apps Scriptでは様々な方法でシートに行を追加する事ができます。
今回はそれらの方法についてご紹介していきます。
色々な行の追加方法
指定した行の後ろに1行追加する、insertRowAfter
指定した行の後ろに1行追加するには下記スクリプトを使用します。
insertRowAfter(数値)
()内には行を数値で指定します。
下記のサンプル1は、アクティブシートの3行目の後ろに1行追加しています。
・サンプル1
function myFunction() { var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet(); //アクティブなスプレッドシートを取得 sh.insertRowAfter(3); } |

insertRowAfter
指定した行の前に1行追加する、insertRowBefore
指定した行の前に1行追加するには下記スクリプトを使用します。
insertRowBefore(数値)
()内には行を数値で指定します。
下記のサンプル2は、アクティブシートの3行目の前に1行追加しています。
・サンプル2
function myFunction() { var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet(); //アクティブなスプレッドシートを取得 sh.insertRowBefore(3); } |

insertRowBefore
指定した行の後ろに、指定した行数を追加する、insertRowsAfter
指定した行の後ろに指定した行数を追加するには下記スクリプトを使用します。
insertRowsAfter(追加したい行の数値,追加したい行数)
()内の最初の引数には追加したい行を数値で指定し、後ろの引数には追加したい行の数を数値で指定します。
ぱっと見、先ほどご紹介した「insertRowAfter」と区別がつきにくいですが、こちらは綴りが「Rows」になっています。
下記のサンプル3は、アクティブシートの3行目の後ろに2行追加しています。
・サンプル3
function myFunction() { var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet(); //アクティブなスプレッドシートを取得 sh.insertRowsAfter(3,2); } |

insertRowsAfter
指定した行の前に、指定した行数を追加する、insertRowsBefore
指定した行の前に指定した行数を追加するには下記スクリプトを使用します。
insertRowsBefore(追加したい行の数値,追加したい行数)
()内の最初の引数には追加したい行を数値で指定し、後ろの引数には追加したい行の数を数値で指定します。
こちらも、先ほどご紹介した「insertRowBefore」と区別がつきにくいですが、こちらも綴りが「Rows」になっています。
下記のサンプル4は、アクティブシートの3行目の前に2行追加しています。
・サンプル4
function myFunction() { var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet(); //アクティブなスプレッドシートを取得 sh.insertRowsBefore(3,2); } |

insertRowsBefore
指定した行の前に、指定した行数を追加する、insertRows
指定した行の前に指定した行数を追加するには下記スクリプトを使用します。
insertRows(追加したい行の数値,追加したい行数)
()内の最初の引数には追加したい行を数値で指定し、後ろの引数は省略する事も可能ですが、追加したい行の数を数値で指定します。
また後ろの引数を省略した場合は自動的に1となります。
先ほどご紹介したinsertRowsBeforeと非常によく似ていますが、ほとんど同じようなものだと考えても差し支えないかと思われます。
下記のサンプル5は、アクティブシートの3行目の前に2行追加しています。
・サンプル5
function myFunction() { var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet(); //アクティブなスプレッドシートを取得 sh.insertRows(3,2); } |

insertRows
※アクティブシートの取得など、スプレッドシート関連の記事はこちらをご覧ください。
https://vba-gas.info/category/google-apps-script/gas-sheet