今回はGoogle Apps Scriptにおける、スプレッドシートの単一セルに入力されている値の取得方法(getValue)と、セル範囲に入力されている値の取得方法(getValues)についてご紹介します。
単一セルに入力されている値を取得する(getValue)
Google Apps Scriptにおいて、単一セルに入力されている値を取得するには下記スクリプトを使用します。
getValue()
下記のサンプル1は、アクティブシートのセルA1に入力されている値を取得して変数strに代入し、メッセージボックスに表示させる例になります。
・サンプル1
function myFunction() { var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet(); Browser.msgBox(str); } |

getValue処理結果
セル範囲に入力されている値を取得する(getValues)
先ほどのgetValueでは、セル範囲に入力されている値をまとめて取得することができません。
そこでセル範囲に入力されている値を取得するには下記スクリプトを使用します。
getValues()
一見分かりにくいかもしれませんが、「s」が付いているかいないかの違いになります。
下記の例は、アクティブシートのセルA1~A5の範囲に入力されている値を取得して変数strに代入し、メッセージボックスに表示させる例になります。
・サンプル2
function myFunction() { var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet(); var str = sh.getRange(1,1,last_row,1).getValues(); //アクティブシートのセルA1~A5の範囲に入力されている値を取得し、変数strに代入 Browser.msgBox(str); } |

getValues処理結果