Google Apps Scriptにおいて、指定した回数だけ繰り返し処理を実行したい場合、for文が頻繁に使われます。
for文は、以下のように書きます。
for (初期化式; 条件式; 増減式) {
処理内容
}
for文を使った繰り返し処理の使いかた
実際に動かしてみないと分かりにくいかもしれませんので、例を交えながらご紹介していきます。
下記の例の、()の中ですが、以下のようになっています。
var i = 1は、変数iの初期値に1を指定する、という初期化式
i <= 10は、変数iが10以下の間は処理を繰り返す、という条件式
i++は、繰り返す度に変数iを+1していく、という増減式
まとめると、変数iの初期値は1で、処理を繰り返す度に変数iを+1していき、変数iが10以下の間(10になるまで)は処理を繰り返す、という事になります。
続いて{}の中の処理内容ですが、これは以下のようになっています。
sh.getRange(i, 1)は、アクティブシートのi行のA列(行数は1行目~10行目へと増加していく)を表す
setValue(‘繰り返し’+ i)は、指定したセル番地であるA列の1行目~10行目へ、「繰り返し」という文字列と、変数iに代入されている数値を結合した文字列を記載していく
function myFunction() { var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet(); for (var i = 1; i <= 10; i++) { sh.getRange(i, 1).setValue(‘繰り返し’+ i); } |