Google Apps Scriptではスプレッドシートの操作の自動化だけでなく、Googleドライブ上のフォルダ操作を自動化する事も可能です。
今回はGoogle Apps Scriptを使ってGoogleドライブ上にフォルダを作成・削除する基本的な方法についてご紹介します。
フォルダを作成する
まず、Googleドライブ上のフォルダをIDで指定し、そこにフォルダを作成する方法をご紹介します。
下記のサンプル1を元にご紹介していきます。
変数folderidには、Googleドライブ上のフォルダIDを代入します。
IDは、GoogleドライブのURLの下記の場所から取得する事ができます。
https://drive.google.com/drive/folders/[ここにIDが存在]
続いて下記スクリプトで、IDからフォルダを取得し、変数folderに代入します。
DriveApp.getFolderById()
変数foldernameでは作成するフォルダの名前を指定します。
フォルダの作成は下記スクリプトで行います。
createFolder()
・サンプル1
function myFunction() { var folderid = ‘[ここにGoogleドライブのフォルダIDを記載]’; //フォルダを作成する場所(フォルダ)のGoogleドライブ上のIDを指定 } |
親フォルダを作成し、その中に子フォルダを作成する
次に親フォルダを作成し、その中に子フォルダを作成する方法をご紹介します。
変数newfolderのところまではサンプル1と同じです。
変数folderid2には、先ほど作成した親フォルダのIDをgetId()で取得して代入します。
getId()
続いてIDからフォルダを取得し、変数folder2に代入、
変数foldername2で作成する子フォルダの名前を指定し、
createFolder()で子フォルダの作成を行うという流れは親フォルダを作成する場合と同様になります。
・サンプル2
function myFunction() { var folderid = ‘[ここにGoogleドライブのフォルダIDを記載]’; //フォルダを作成する場所(フォルダ)のGoogleドライブ上のIDを指定 var folderid2 = newfolder.getId(); //先ほど作成したフォルダのIDを取得 } |
フォルダの削除
次に、Googleドライブ上のフォルダをIDで指定してフォルダを削除する方法をご紹介します。
下記のサンプル3を元にご紹介していきます。
変数folderidには、Googleドライブ上のフォルダIDを代入します。
続いて下記スクリプトで、IDからフォルダを取得し、変数folderに代入します。
DriveApp.getFolderById()
フォルダの削除は下記スクリプトで行います。
setTrashed(true)
・サンプル3
function myFunction() { var folderid = ‘[ここにGoogleドライブのフォルダIDを記載]’; //削除するフォルダのIDを指定 folder.setTrashed(true); //フォルダを削除(ごみ箱へ) } |