Google Apps Scriptでは色々な方法で文字列から文字を切り出すして取得する事ができますが、今回はsliceを使って文字列から文字を切り出す方法についてご紹介します。
sliceで文字列から文字を切り出す
まず、sliceは下記のように記述する事ができます(終了位置は省略可能です)。
文字列.slice(開始位置 ,終了位置)
また、開始位置と終了位置は数値で記述します。
実際にやってみないことには分かりにくいと思いますので、下記のサンプル1を元に実行してみます。
・サンプル1
function myFunction() { var str = “北海道”; Browser.msgBox(“str1:”+str1); } |
上記のサンプル1についてですが、
var str = “北海道”;
は、今回の対象文字列「北海道」を変数strに代入しています。
var str1 = str.slice(0,1);
は、開始位置に「0」を指定し、終了位置に「1」を指定して、文字列の最初から1文字目までの「北」を切り出しています。
var str2 = str.slice(0,2);
は、開始位置に「0」を指定し、終了位置に「2」を指定して、文字列の最初から2文字目までの「北海」を切り出しています。
var str3 = str.slice(1);
は、開始位置に「1」を指定し、終了位置は指定せず、文字列の1文字目より後の「海道」を切り出しています。
var str4 = str.slice(2);
は、開始位置に「2」を指定し、終了位置は指定せず、文字列の2文字目より後の「道」を切り出しています。
var str5 = str.slice(-1);
は、開始位置に「-1」を指定し、終了位置は指定せず、文字列の最後の1文字の「道」を切り出しています。
開始位置をマイナスの数値にすると、右端からの切り出しになります。
var str6 = str.slice(-2);
は、開始位置に「-2」を指定し、終了位置は指定せず、文字列の最後の2文字の「海道」を切り出しています。
var str7 = str.slice(1,-1);
は、開始位置に「1」を指定し、終了位置に「-1」を指定して、文字列の1文字目より後で、最後の1文字より前の「海」を切り出しています。
最後の、
Browser.msgBox(“str1:”+str1);
Browser.msgBox(“str2:”+str2);
Browser.msgBox(“str3:”+str3);
Browser.msgBox(“str4:”+str4);
Browser.msgBox(“str5:”+str5);
Browser.msgBox(“str6:”+str6);
Browser.msgBox(“str7:”+str7);
は、str1~str7までのそれぞれの処理結果をメッセージボックスに表示しています。
とここまでsliceについてご紹介してきましたが、中々にややこしいと思われる方も多いかもしれませんので、習うより慣れろ!で色々な文字列と開始位置・終了位置を組み合わせながら実際に試してみた方が良いようにも思われます!