コンタクトレンズといえば、大なり小なりのトラブルが付き物なアイテムと言えます。
些細なトラブルであればまだ苦笑いで済ませられる事もありますが、中には重大な結果をもたらすトラブルも少なくありません。
そこで今回は、
コンタクトレンズでしてはいけない事
に関する話題です。
眼科で診察を受けずにコンタクトレンズを選んではいけない
まず初めに断っておきますと、私は以前の記事、


などでもご紹介しているように、眼科では度々酷い目に合わされてきました。
ザっと並べると、以下のような感じです。
・誤診によりコンタクトレンズの度数を間違われて斜視になる ・ある日突然病院が消えて(閉鎖)、コンタクトレンズを受け取れなくなり、診察代だけ取られる ・病院で、「あなたの乱視が強い目に合うコンタクトを用意しているメーカーは当院では取り扱っていないから、処方箋は出せない」と言われ、診察代だけ取られる(そもそも事前の問診で分かるでしょ・・・) ・医師から「今回のストーリーではそういったことは考えにくい」とかよく分からない事を言われ、結局症状の原因は不明。原因不明なのになぜか通院は必要、薬は出される。しかも別の眼科に行ったところ特に問題ないとの見解を出される。 ・当院の処方箋では、隣のメガネ店でしか購入できませんと言われる(前回まではそんな事はなかったのに) |
そのため、基本的に多くの眼科や眼科医に対して、残念ながら心の底から信用する事はできません。
しかしそれでも、コンタクトレンズを注文する前には基本的に眼科の診察は受けるべきかと思います。
素人が独断でコンタクトレンズを選ぶのは、やはり良い事ではありません。
ただし、
怪しい眼科医は非常に多い
です。
もし眼科医に、
・態度が悪い
・誠意が感じられない
・何を言っているのか意味不明
・言動が不審
などといった対応を取られた場合は、速やかに別の眼科に切り替えるようにしましょう。
コンタクトレンズを付けたまま寝てはいけない
コンタクトレンズを付けたまま寝てはいけない
というのは聞いたことのある方も多いかもしれません。
どうやら、
コンタクトレンズをつけたまま眠っていたせいで緑膿菌が繁殖し、角膜潰瘍になってしまった
という事例も存在しているようです。
この患者は、コンタクトレンズをつけたまま眠っていたせいで緑膿菌が繁殖し、角膜潰瘍になってしまった。ぬちゃっとして緑色に着色された部分は、菌に食われて死んだ目の組織である。
引用:exciteニュース「コンタクトレンズをつけたまま寝てはいけない!眼科医が警告を促すため衝撃的な目の画像をSNSに投稿(閲覧注意)」より
私は「コンタクトレンズを付けたまま寝る」というのは近年では滅多にやりませんが、以前はしばしばやっていました・・・
緑膿菌は毒性が強く、運が悪いと24時間以内に潰瘍が生じ、最悪の場合は失明へといたる
ともされていますので、コンタクトレンズを付けたまま眠るという行為は避けた方が賢明です。
コンタクトレンズを排水溝から下水に流してはいけない
これも別記事、

にてご紹介しましたが、近年非常に問題になっている行為に、
使用後のコンタクトレンズをトイレ、流し、洗面所などの排水溝から下水に流す
というものがあります。
トイレ、流し、洗面所などからコンタクトレンズを下水に流すとどうなるかについてですが、下記の研究によると、
コンタクトレンズ由来のマイクロプラスチックが海洋や土壌汚染を招く
とされ、各研究機関が警鐘を鳴らしています。
アメリカのアリゾナ州立大学は、使い捨てコンタクトレンズの多くが洗面所やトイレで水に流され、マイクロプラスチック汚染の問題を悪化させている可能性があると、研究で明らかにした。
引用:BUSINESS INSIDER「コンタクトレンズが海を汚している。使用後トイレや洗面所で流していませんか?」より
コンタクトレンズ由来のマイクロプラスチックが海洋や土壌汚染を招いているとして、この研究グループはコンタクトレンズメーカーに正しい廃棄方法の周知や、自然界で分解される製品の開発などを求めた。
引用:日本経済新聞『コンタクト「ゴミ箱以外に廃棄」3割、環境影響に懸念』より
この行為はすぐにでも止められるはずですので、地球環境のためにもコンタクトレンズを排水溝から下水に流すという行為はただちに止めるべきであるように思います。
コンタクトレンズを付けたままプールに入ったり、シャワーを浴びてはいけない
また、
コンタクトレンズを付けたままプールに入ったり、シャワーを浴びてはいけない
とされており、
ある日突然、左目が鮮やかな緑色に変わって、視力を失った
という事例も存在しているようです。
患者さんは使い捨てコンタクトレンズを使用していて、シャワーを浴びる時もプールで泳ぐ時もつけっぱなし。そのため水中に生息するアカントアメーバに角膜が感染してしまいました。
誤ったコンタクトレンズの使用が重大な視機能障害をもたらしました。
引用:ひきち眼科
これは個人的な主観も入りますが、正直コンタクトレンズを付けたままプールに入ろうという感覚はあまり無いですかね・・・
普通に水でコンタクトレンズを流されそうな気がしますし・・・
それこそ、プールの排水溝から流れたコンタクトレンズが積もり積もって地球環境を汚染してしまうかもしれません。ただ、コンタクトレンズを付けたままシャワーを浴びるというのは、時々やってしまいます・・・
これって駄目だったんですね・・・
これはちょっと想定外でした・・・
これからは気を付けたいと思います・・・
先ほどの画像を見たら、心の底からそう思いました・・・
まばたきをおろそかにしてはいけない(心身のゆとりをなくしてはいけない)
これは私個人の経験を踏まえた上の情報なのですが、コンタクトレンズを付けている際に、まばたきをおろそかにしてはいけません。
ドライアイになります。
いや、ドライアイになりました。
そして一時期、コンタクトレンズ禁止になりました。
これはもうだいぶ前の話ではありますが、以前、まばたきをする余裕も無いほど追い込まれながらパソコン作業を行っていた時期があり、気が付いたらまばたきの回数が激減していたために目が乾燥し、気が付いたらドライアイになっていた、というのが事の顛末です。
そういった意味では、
コンタクトレンズを付ける場合、心身のゆとりをなくしてはいけない
とも言えるのかもしれません・・・(苦笑)
両眼に同じ度数のコンタクトレンズを付けてはいけない(処方されたら怪しい)
これも以前の記事、


でご紹介した事があるのですが、以前、
眼科で両眼に同じ度数のコンタクトレンズを処方され、斜視になった
というトラブルがありました。
当たり前ですが、人間には利き手、利き足などがあるように、
利き目
もあります。
ほとんどの人間は、左右対称ではありません。
左右非対称です。
もちろん、コンタクトレンズの度数が両眼同じという方も世の中にはいらっしゃるかもしれませんが、ほとんどの方はそうではないと思います。
もし、
眼科で両眼に同じ度数のコンタクトレンズを処方された
と言う場合、
間違いなくその眼科は疑ってかかった方がよい
です。
消毒液を中和しないまま装用してはいけない
消毒液を中和しないまま装用してはいけない
については以前の記事、

でもご紹介した事がありますが、これに関してはご経験のある方も多いと思います。
言うまでもありませんが、
めちゃくちゃ痛い
です(苦笑)
もし、
消毒液を中和するのを忘れがち
という方で、中和する必要が無い消毒液を探しているという方は、
のように中和剤がいらない消毒液を使用するのも選択肢です。
※対応レンズにはご注意下さい。下記リンクから確認する事ができます。
コンタクトレンズの表と裏を逆に付けてはいけない
表と裏の違いが非常に分かりにくいのがコンタクトレンズの難点ですが、当然、
コンタクトレンズの表と裏を逆に付けてはいけません。
ちなみにコンタクトレンズの表と裏を見分ける方法には、
・レンズのふちがわずかに外に反転していたら、裏
・容器から取り出したレンズを人差し指の先にのせ、もう一方の親指と人差し指の腹で、軽くつまみ、レンズの先端が外側に反転していれば裏
というものがあるそうです。
しかし、ただでさえ目が悪いからコンタクトレンズを使用しているのに、表と裏を見極めるのって結構大変ですよね・・・
引用:Alconホームページ
コンタクトレンズを2枚重ねて付けてはいけない
2枚重ねてコンタクトレンズを付けてはいけない
というのは、もしかしたら経験のある方は少ないのではないでしょうか(苦笑)
私は以前、一日中、目の調子が非常に悪い日がありまして、帰宅してからコンタクトレンズを外してみたところ、
コンタクトレンズを2枚重ねて付けていた
という事実に気が付きました・・・(苦笑)
なぜこのような事になってしまったかと言いますと、
1:2ウィークのコンタクトレンズをケースに入れて消毒した
2:翌朝、コンタクトレンズを開封してから2週間経っている事に気づいた
3:新しいコンタクトレンズを開封して装用した
4:前回コンタクトレンズを消毒したケースに、以前のコンタクトレンズが残っているまま新しいコンタクトレンズを入れて消毒した
5:翌日、ケースから出してコンタクトレンズを装用したら、2枚重なっていた
というのが事の顛末です。
2枚重ねでコンタクトレンズを装用すると、本当に気持ち悪いので気を付けましょう・・・
まとめ
今回は、
コンタクトレンズでしてはいけない事
に関する話題についてご紹介してきました。
よく知られているトラブルから、あり得ないだろ!と思ってしまうトラブルまであったかもしれません。
しかしいずれのトラブルも、一歩間違えると重大なトラブルに繋がってしまう恐れがあるものばかりです。
コンタクトレンズをこれから使いたいと考えている方、使い始めたばかりの方、使い続けてだいぶ慣れている方、色々な方がいらっしゃるかとは思いますが、いずれの方も気を付けた方が良いトラブルばかりであるように思います。
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