率直に、
お金が欲しい
お金をもっと増やしたい
というのは、非常に多くの方が考える事ではないかと思います。
しかし、低金利の日本において、銀行にお金を預けたところでいつまで経ってもお金は増えません。
例えば、日本を代表するメガバンクである、
を見てみますと、
普通預金金利:0.001%
スーパー定期:0.002%
などといった数字が踊っており、「雀の涙」とまで言ってしまっても過言ではないように思われます。
このような状況ですから、
何か別の方法でお金を増やしたい!
と考える方がいらっしゃるのも当然です。
お金を増やせる可能性のある方法にも色々ありますが、そののひとつとして「投資(投機)」があり、さらにその中のひとつに、
FX(外国為替証拠金取引)
があります。
しかし、
裁量トレード(スキャルピング、デイトレード、スイングトレード)でお金を稼ぐには相応のスキルや経験が必要
ですし、日頃お仕事や家事・育児などで忙しい方は、そもそも裁量トレードに手を付ける暇も無いかもしれません。
しかし、FX(外国為替証拠金取引)の中には、
自動売買
のシステムを導入している証券会社もあります。
そこで本記事では、FX自動売買の中から、
アイネット証券(アイネットFX)のFX自動売買システム「ループイフダン」
を実際に運用してみながら、本当に利益が出るのかどうかをご紹介していきたいと思います。
※投資のご判断は自己責任でお願いします。 本記事の内容は利益を保証するものではなく、損失を被った場合でも一切の責任を負いません。
アイネット証券(アイネットFX)のFX自動売買システム「ループイフダン」運用実績
ここからは、
の「ループイフダン」における、管理人の運用実績についてご紹介していきたいと思います。
年月 | ループイフダン設定 | 月次利益 | 月次利益(合計) | 累計利益 | 評価損益(含み損) |
2020年7月 ※開始日は15日 ※B40(AUD/JPY)とS40(EUR/JPY)は実働1日 | B25(USD/JPY) | 3,776円 | 9,006円 | 9,006円 | -9,844円 |
B20(AUD/JPY) | 4,830円 | ||||
B40(AUD/JPY) | 0円 | ||||
S40(EUR/JPY) | 400円 | ||||
2020年8月 ※8月23日まで | B25(USD/JPY) | 5,340円 | 10,353円 | 19,359円 | -3,941円 |
B20(AUD/JPY) | 5,013円 | ||||
2020年9月 | 停止中 | 停止中 | – | 19,359円 | -4,977円 |
2020年10月 | 停止中 | 停止中 | -3,979円 | 15,380円 | 0 |
アイネット証券(アイネットFX)のFX自動売買システム「ループイフダン」の運用月報【2020年10月】
2020年10月現在、引き続きループイフダンは停止中です。
が、以前から含み損となっていた、USD/JPY(ドル円)の106台後半から107円台中盤の買いポジションは、10月前半の105円台後半の時点でいったん損切りとしました。
107円台どころか、106円台をキープする事すら難しいだろうとの判断からですが、結果的に、その後USD/JPY(ドル円)は再び104円台まで下落し、2020年11月前半の時点では105円台も中々見えてこない状況です。
やはり含み損を抱え続けるというのは決して気分の良いものではありませんし、今回の損切りは正解だったと考えています。
USD/JPY(ドル円)の104円近辺は何度もサポートされている底堅いポイントですし、このあたりのタイミングを見計らってB(買い)のループイフダンを回してみるという選択肢も無くはないかと思いますが、どうでしょうね・・・
ダウントレンドが続き、非常に上値が重いなかでの逆張りになりますしね・・・
ついに104円を割って103円台に突入しなければ良いですが・・・
ループイフダンについては引き続き様子見でいきたいたと思います。
アイネット証券(アイネットFX)のFX自動売買システム「ループイフダン」の運用月報【2020年9月】
2020年9月現在、管理人のループイフダン運用は停止中となっていますが、USD/JPY(ドル円)において、106台後半から107円台中盤で買いポジションを持った1000通貨単位で3Lot分が未決済となっており、含み損が残っている状態です。
1000通貨単位の3Lotという事ですので、ドル円105円台で決済してしまっても特別大損害という訳ではないのですが、もうしばらく様子見をしつつ、できるだけ損失を少なく、できれば微益でも利益が出るように決済してしまいたいとは考えています。
(トータルで利益が出ているうちに、さっさと損切りして頭を切り替えるのも選択肢ではありますが・・・)
しかし、2020年9月後半のUSD/JPY(ドル円)についてですが、上値が非常に重たくて106円台には中々届かず、105円台後半を攻めていた10月冒頭にはアメリカのトランプ大統領のウイルス感染が確認されるとともに、強いドル売りが入り、瞬間的に再び104円台後半~105円台前半まで下落するなど、107円台どころか106円台にも中々届かず、決済できるタイミングはいつになるのやら、という感じです。
もしこれが裁量トレードの場合であれば、USD/JPY(ドル円)の106台後半から107円台中盤のポジションは、もっと早い段階でおそらくいったん損切りしていただろうと思います。
この事からお分かりいただけるかもしれませんが、FX自動売買「ループイフダン」は確かに便利なシステムではありますが、
ループイフダンを停止した場合、残ったポジションは自己の判断で手動決済する必要がある
という点を忘れてはいけません。
そして、
上昇トレンド、下降トレンドに対して「Bタイプ(買い)」「Sタイプ(売り)」の方向性がずれてしまうと、中々決済する事のできないポジションが、含み損をかかえたまま残ってしまう
という事になります。
日頃から裁量トレードも行っているような方であれば、冷静に決済タイミングを見極められるかもしれませんが、自動売買に頼りっぱなしでFX取引を行っている場合、「このポジション、どうすればいいんだろう・・・」と動揺してしまう事も考えられます。
以上の点から、
ループイフダンの自動売買であっても、上昇トレンドと下降トレンドの反転ポイントの見極めと、それに合わせた「Bタイプ」と「Sタイプ」の切り替えは必要だし、運用効率を考えても重要
であるように考えます。
2020年9月~10月現在、
台湾、南シナ海、尖閣諸島などを取り巻く状況の不安定さ
さらに、
イギリスの欧州連合離脱(ブレグジット)の動向
など、様々な相場の急激な変動要因を抱えています。
これら考慮すると、管理人としては、引き続き自動売買といえども安易なポジション保有はせず、
よりスプレッドの比較的狭いFX会社である、
などによる、裁量トレードによる慎重な取引になる想定です。
あとループイフダンからは少々話が逸れますが、先月から続けているAUD/NZD(豪ドル/NZドル)の裁量トレードはまずまず想定通りですので、
売りのスワップポイントがマイナスにならない「みんなのFX」
「みんなのFX」より豪ドル/NZドルのスプレッドが狭い「JFX」
を併用しながら、スイングとデイトレを交えながら引き続き継続しています。
アイネット証券(アイネットFX)のFX自動売買システム「ループイフダン」の運用月報【2020年8月】
まず、わりと順調に利益が出ていたループイフダンではありますが、
2020年8月23日で、B25(USD/JPY)とB20(AUD/JPY)の稼働をいったん停止
しました。
その理由についてですが、
・8月23日の時点で、USD/JPY(ドル円)とAUD/JPY(豪ドル円)の相場の方向性(トレンド)が非常に読みにくかった
・台湾、南シナ海、尖閣諸島などを取り巻く状況の不安定さを考慮すると、長期的かつ多数のポジション保有はあまり気が乗らなかった(突発的かつ急激な値動きの可能性)
・USD/JPY(ドル円)とAUD/JPY(豪ドル円)以外に、気になる通貨ペアがあった
などがあります。
そのため、ループイフダン停止後、USD/JPY(ドル円)の一部のポジションを除いて、順次裁量トレードで決済しています。
また、気になる通貨ペアについてですが、これは、
AUD/NZD(豪ドル/NZドル)の、いわゆる「オージーキウイ」「オージーニュージー」
です。
AUD/NZD(豪ドル/NZドル)は、他国からの影響を受けにくい地政学上の優位性や、分かりやすい国同士の力関係(基本的に、オーストラリア>ニュージーランド)などから、「奇跡の通貨ペア」などとも称される通貨ペアです。
このAUD/NZD(豪ドル/NZドル)の、2015年中頃から2020年8月頃までの週足チャートにトレンドチャネル(平行ライン)をざっくり引いてみますと、このようにかなり分かりやすいレンジを形成しており、自動売買でも運用しやすい通貨ペアと言って良いのではないかと考えられます。
そして、管理人も一時はAUD/NZD(豪ドル/NZドル)のS20でのループイフダン稼働も検討しましたが、結果的には稼働させていません。
その理由としては、
は、
AUD/NZD(豪ドル/NZドル)のスプレッドが6.0~と広い
AUD/NZD(豪ドル/NZドル)の売りのスワップポイントが「-20」とマイナス幅が大きい
などといった点が挙げられます。
※参考:アイネット証券「本日のスワップポイント」
そこで、ループイフダンでの自動売買稼働は見合わせて、裁量によるスイングトレードを行っています。
また、管理人はいくつかのFX口座を持っていますが、今回は、
AUD/NZD(豪ドル/NZドル)の売りのスワップポイントが0~+2(2020年8月)
となっており、マイナスとはなっていない、
でスイングトレードを行っています。
ちなみに、
の、AUD/NZD(豪ドル/NZドル)のスプレッドは2.9~です。
2020年8月下旬以降、AUD/NZD(豪ドル/NZドル)は順調に下降トレンドに入っていますし、1週間程度で数十万円の含み益が出ており、自動売買と違って含み損はありませんので、出だしはまずまず狙い通りかなというところです。
今回はループイフダンからは少し話が離れてしまいましたが、ぶっちゃけ管理人も必死で運用していますので(笑)、ご理解いただければと思います。
より多くの利益を出すためなら、なりふりなんてかまっていられません(笑)
もちろん、裁量トレードに不慣れだったり、自信がないという方の場合は、ループイフダンで運用してみるのも悪くないように思います。
管理人のループイフダンの再稼働につきましては、タイミングをみながら検討していきますが、自動売買に頼るばかりでなく、裁量トレードを行った方がFXに関する知識やスキルもより身に付きますので、1,000通貨単位の1Lotなどの少額からでも、裁量トレードにチャレンジしてみるのもおすすめです。
アイネット証券(アイネットFX)のFX自動売買システム「ループイフダン」の運用月報【2020年7月】
まず、
運用開始時の資金は120万円
で始めてみる事にしました。
そして2020年7月の運用開始時についてですが、最初は何となく軽い気持ち?で、
B25(USD/JPY) ※米ドル/円
B40(AUD/JPY) ※豪ドル/円
S40(EUR/JPY) ※ユーロ/円
の3本立てでスタートしました。
ちなみに、
の「ループイフダン」における、
「B」とは「買い」から入って「売る」
「S」とは「売り」から入って「買う」
タイプの自動売買です。
「B」タイプは、安く買って高く売るので、上昇トレンドとレンジ相場に適している
「S」タイプは、高く売って安く買うので、下降トレンドとレンジ相場に適している
という事になります。
また、
「B20」の「20」とは、20銭の変動毎に買いと売りが発生する
「B25」の「25」とは、25銭の変動毎に買いと売りが発生する
という意味です。
これが「B80」とかになりますと80銭毎になりますので、20銭毎の「B20」と比べますと、比較的ゆったりした売買にはなりますが、取引回数も少ないため、必要な資金も少なく済むようになります。
あと、
損切り設定は「あり」 ※損切りとは、含み損が生じている投資商品を見切り売りして損失額を確定すること。
取引数量は、1,000通貨単位の1LOT
です。
「ループイフダン」開始から約1日でいきなり設定を変更する
しかし、開始から1日ほどで思い直し、
B25(USD/JPY) ※米ドル/円
B20(AUD/JPY) ※豪ドル/円
に変更しました。
何故かと言いますと、
ユーロ/円(EUR/JPY)は2020年6月頃から上昇トレンドに変わりはじめており、その後さらに上昇の勢いを増してきたため、売りから入るS40は「ちょっと間違えたかな?」と思った
豪ドル/円(AUD/JPY)は上昇トレンドだが一日あたりの値動きが小さく、40銭毎に約定するB40だと取引回数が少なそうだと判断した(管理人の性格的に、取引回数が少ないのは少々退屈だった)
などといった理由からです。
その際の資金の割り振りについてですが、
を参考に、
B25(USD/JPY):約50万円(最大ポジション数48) ※米ドル/円
B20(AUD/JPY):約55万円(最大ポジション数60) ※豪ドル/円
程度の振り分けで、とりあえず1年ほどの運用を考えて、12円程度の値動きに耐えられる(ロスカットしない)ようにしました。
※ロスカット:損益がある一定レベルに達した際、損失の拡大を防ぐために対象ポジションを強制決済する仕組み
先ほども触れましたが、2020年直近の大きな値動きとして、2020年3月頃の値動きがあります。
この時、米ドル/円(USD/JPY)の値動きが最大11円台半ば程度、豪ドル/円(AUD/JPY)の値動きが最大14円台後半程度でしたので、この値動きを意識し、残りの約15万円に関しては、もしもの場合にそなえて多少の余裕を持たせている感じです。
(B20(AUD/JPY)にもう少し割り振っても良かったかもしれません)
その後、7月後半にかけてUSD/JPYとAUD/JPYが下降ぎみに推移し、買いから入る「B」タイプはポジションを持ち続け、含み損も増加し続けましたが、7月最終日にUSD/JPYとAUD/JPYが共に小反発し、特にここで売り決済がいくつか入ったため、ある程度の利益が確定しました。
2020年7月に関してはまだまだポジション数(「B」タイプの場合、買いの回数)も少なく、損切りが必要になるほどのポジションを保有する事はなかったため、資金的にはかなりの余裕がありました。
7月は未決済ポジション分(含み損)が若干上回っていますが、7月は実働17日程度でしたし、本格的に稼働するのはこれからといったところかと思います。
またどちらかと言えば、
概ね上昇トレンドだった、豪ドル/円の「B20(AUD/JPY)」の方が、効率は良かった
というのが、2020年7月の状況です。
緩やかに下降ぎみの米ドル/円(USD/JPY)」の方は、日米の力関係、日本の国力低下(少子高齢化など)、日本の政治状況などなどを考慮すると、中長期的には上昇トレンドに傾くのではないのではないかと想定してはいるのですが、少し注視して見ていきつつ、必要に応じて停止・設定変更したり、場合によっては資金の追加も検討したいところです。
「ループイフダン」、設定の際に意識する点は?
次に、
ループイフダンの設定の際に意識する点
などについてです。
「ロスカット」とは?
FX自動売買を運用する上で、
少ない資金で始めたい
という方もいらっしゃるかと思います。
特に、少ない資金でFX自動売買を始める上で理解しておかなければならないのが、
ロスカット
です。
「ロスカット」により、万が一の場合でも、永遠に損失額が膨らみ続ける事はない
この「ロスカット」とは、
現金化される前の確定していない状態の損失である「含み損」が一定額に達した場合、保有するポジションを全て強制決済して損失額を確定する
つまり、
強制終了システム
のようなものです。
これにより、
ただひたすらに、永遠に含み損が膨らみ続けるという事はない
という事になります。
損切り
損切り(そんぎり、ロスカット、Cut Loss)とは、含み損が生じている投資商品を見切り売りして損失額を確定すること。
引用:ウィキペディア
含み損って何?
「含み損」とは、株式や為替、不動産など保有している資産の時価(=現在の市場価格)が簿価(=購入時の価格)よりも下回っている場合の差額のことをいいます。
これはその時点での評価としての損失であって、実際に売却するまでは損失は確定されません。そのため基本的に原価法の会計帳簿には記載されませんが、下落幅が50%以上と大きく回復の見通しがない場合は、評価損を計上する必要があります。
現金化される前の確定していない状態の損失の「含み損」に対して、実際に取引が行われて確定した状態の損失を「実現損」といいます。また、含み損と同じような意味で使われる言葉に「評価損」があります。
引用:エン転職「含み損って何のこと?」より
早々に「ロスカット」すると、逆に取り引き機会を失う
一方で、相場というものは、「エリオット波動」「ウォルフ波動」などといったテクニカル用語もあるように、常に上下しながら波打って動いていくものです。
上昇トレンドでも下がる事はありますし、下降トレンドでも上がる事はあります。
この点において、
「ループイフダン」の設定や資金に余裕がないと、ちょっとした値動き(相場の上下)ですぐに損切りやロスカットをしてしまう
という事になります。
「ロスカット」は最後のセーフティーネットではありますが、強制的に損失を確定する事でもあります。
早々にロスカットをしてしまうと、本来得られたはずの利益の可能性さえ全て切ってしまう事になりますので、やはり「ループイフダン」の設定や資金にはできるだけ余裕を持たせておくのが安心です。
どれくらいの資金で始められるのか?は「ロスカット」と関係してくる
「ループイフダン」の運用を開始するにあたり、
どれくらいの資金があれば始められるのか?
という点が気なる方もいらっしゃるかと思います。
の「ループイフダン」は、1,000通貨単位での取引が可能ですので、
どの通貨ペアで取引するかにもよるものの、結論から言えば、始めるだけなら5,000円程度あれば始められます。
ですが、この資金ですと、
満足にポジションを保有する事もできずに、あっという間にロスカット
してしまいます。
基本的には、
の「必要目安資金」を参考にするのが良いですが、
最低でも10万円、できれば30万円以上
程度の資金はあった方が、ある程度の余裕を持った運用がしやすいのではないかと考えられます。
少ない資金やポジション数で始める場合、スワップポイントにも注目
FX自動売買を運用する上で、
少ない資金で始めたい
だけでなく、
リスクを少なく、ゆったり運用したい
などという方もいらっしゃるかと思います。
その場合、
「B100」や「S80」など、基本的に設定値幅は大きくする
事になるかと思います。
そして、設定値幅を大きくした場合、
必然的に取引回数は減少する
が、
必要な資金は少なく済む
という事になります。
下記の表で見てみますと、
米ドル/円のB25(USD/JPY)で10円の相場変動を想定する場合、目安必要資金は「399,750円」
米ドル/円のB100(USD/JPY)で10円の相場変動を想定する場合、目安必要資金は「115,500円」
となり、
100銭の変動毎に取引をする「B100」は、25銭の変動毎に取引をする「B25」より取引機会は少ないが、必要な資金も少なく済む
という事になります。
※下記表の目安必要資金は一例であり、相場に応じて変動するため、最新の情報ではない場合があります。
最新の情報は、必ず「ループイフダンの資金目安表」やループイフダン設定画面をご確認下さい。
そして、
取引回数が減少した場合、必然的に1つのポジションを長く保有する
という事になりますが、その際に頭に入れておかなければならないのが、
スワップポイント
です。
スワップポイントを一言で言えば、
2国間の金利差から得られる利益
の事です。
※下記のスワップポイントは一例であり、相場に応じて変動するため、最新の情報ではない場合があります。
最新の情報は、必ず「本日のスワップポイント」やループイフダン設定画面をご確認下さい。
引用:アイネット証券
スワップポイントは、通貨ペアによってはマイナスになる場合もある
しかし、
選択した通貨ぺアによってはマイナスになる
という点に注意が必要です。
また、
スワップポイントは日毎に変動する
という点も頭に入れておく必要があります。
その上で、アイネット証券のスワップポイントは「本日のスワップポイント」で確認する事ができますが、
2020年8月現在、
米ドル/円(USD/JPY)は売りがマイナス
豪ドル/円(AUD/JPY)は売りがマイナス
ユーロ/円(EUR/JPY)は買いがマイナス
などとなっています。
※下記のスワップポイントは一例であり、相場に応じて変動するため、最新の情報ではない場合があります。
最新の情報は、必ず「本日のスワップポイント」やループイフダン設定画面をご確認下さい。
つまり、
「米ドル/円(USD/JPY)」と「豪ドル/円(AUD/JPY)」を売りから入る「S」タイプ、「ユーロ/円(EUR/JPY)」を買いから入る「B」タイプで運用を開始し、長期間ポジションを保有すると、スワップポイントによる利益がプラスどころか少しづつマイナスになっていきます
ので注意が必要です。
先ほど、
ユーロ/円(EUR/JPY)が上昇トレンドだったため、S40(EUR/JPY)をやめた
とご紹介しましたが、ではなぜB40(EUR/JPY)に変更しなかったかというと、このスワップポイントが少し気になったためです。
ただし、ユーロ/円(EUR/JPY)の上昇トレンドが強い場合や、B10のように設定値幅を狭し、取引頻度が多くて長期間ポジションを保有しない場合は、ユーロ/円(EUR/JPY)でも買いから入る「B」タイプも悪くないのかな、とも思います。
スワップポイントは高ければ良いのか?
先ほどご紹介した画像では、メキシコペソ/円(MXN/JPY)の買い(円)や、南アランド/円(ZAR/JPY)の買い(円)が、高スワップポイントとして紹介されていました。
そこで、
スワップポイントは高ければ良いのか?
という話ですが、
もちろん、低いよりは高い方が良いですし、マイナスよりはプラスの方が良い
です。
当然です。
ただし、注意しなければならない点として、
メキシコや南アフリカ共和国の状況を、ご存じの方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?
メキシコや南アフリカ共和国の情報が、日頃どのくらい目や耳に入ってくるでしょうか?
少なくとも、
日本とより多くの繋がりがあり、世界の基軸通貨である「米ドル」を擁する超大国でもあるアメリカの情報よりは圧倒的に少ない
という方がほとんどではないでしょうか?
また、各通貨ペアのチャートについて少し見ていきますと、下記の画像は、高スワップポイントで知られるトルコリラ/円(TRY/JPY)のチャートですが、2018年8月に急落が起こっています。
また、取引が活発であり、世界の基軸通貨とされる米ドルと、円の組み合わせであるドル/円(USD/JPY)は、2020年3月頃、一時は急落したものの、たちまち猛烈な買いが入っています。
これであれば、「B」タイプで膨らんだ含み損でも、たちまち挽回する事ができます。
一方で同じ時期、メキシコペソ/円(MXN/JPY)の方は急落の後、元の水準までは買いが入っていません。
もちろん、どの通貨ペアでもこのような急落が起きる可能性はありますし、相場の世界に絶対はありません。
ですが、事前に予感させる情報があるのと無いのとでは、大きな違いがあります。
それぞれの国によって、通貨の安定感も違います。
もちろん、
最後は自己責任
ではありますが、相場の世界に慣れていない方や、情報源が少ない方の場合、慣れるまでは、情報も多く馴染みのある国同士の通貨ペアを選択するのが、まずは無難であるようにも考えられます。
ちなみにFX会社の多くは、口座開設すると相場に関する様々な情報を配信してくれるようになります。
FX会社にもよりますが、やはり通貨や相場を取り扱っているだけあって、その情報量は非常に充実しており、日頃馴染みの薄い国々に関する情報も、もちろん随時、場合によってはリアルタイムで配信してくれます。
そのように情報を集める手段を増やしてからでも、馴染みの薄い通貨ペアにトライするのは遅くないように思われます。
特に初心者やローリスク派は「損切りあり」推奨
FXを語る上で欠かせないのが、
損切り
ではないかと思います。
「損切り」とは、「含み損」が許容できない金額になってしまう前、許容できる金額である内に、損失を確定する
というものです。
損切り
損切り(そんぎり、ロスカット、Cut Loss)とは、含み損が生じている投資商品を見切り売りして損失額を確定すること。
引用:ウィキペディア
そして、「ループイフダン」にも、「損切りあり」損切りなし」の設定機能が付いています。
「ループイフダン」で「損切りなし」を選択した場合
についてですが、
設定した最大ポジション数を超えると新規注文の発注は止まるが、含み損が拡大していく
損失が拡大し、ロスカットが発生するとすべてのポジションが決済される(損失確定)
という事になります。
この損切りについてですが、強気なトレーダーの中には、
含み損はチャンスだ!
という方もいらっしゃいます。
それはそれで、一理はあります。
含み損が膨らんでも、相場が反転すればそれは全て利益に変わります。
ですが、含み損が大きくなった場合にチャンスだと思えるのは、「資金に余裕がある」「相場を読むスキルや、取り返すスキルに優れている」などといった方々の場合の話です。
初心者やローリスク派にとっては、ひたすら膨らみ続ける含み損に耐えられず、メンタルをやられてしまうという方も多いのではないかと思います。
世の中には、
負けるのが嫌だ!
損するのは嫌だ!
損切りなんて、男がする事じゃねえ!
などといった方もいらっしゃるようです。
しかし、
資金が残っていれば、後から挽回する事も可能です。
資金を全て失ったら、そこで試合終了です。
裁量トレードの世界でも、
FX会社「JFX」
の小林芳彦代表取締役のように、FXの世界で非常に名の知られた方であっても、ご自身の損切りルールをしっかり決めていらっしゃいます。
そして、その他の有名トレーダーでも損切りのルールをしっかり定め、致命的な損失を出さないように心がけていらっしゃる方は非常に多いです。
スキャルではなくデイトレの損切りですね。
理想は利食いを2.5銭以上、損失は5銭、勝率9割以上でスキャルを行うことですが・・
実際は平均で1.5銭利食い、損失が3.5~6.5銭。勝率は90%ぐらい。この間大失敗したのはナンピンしていたので最悪のものは16銭もやられてた事があります。合計77銭やられ。— FXの売買速報@JFX小林芳彦 (@JFXkobayashi) May 2, 2020
『損切りはジャスティスッッッ!』
利確は正義っていう言葉あるけど
損切りは正義ってあまり聞かないただ同じ相場で何度も損切りだと
大体レンジで往復ビンタになってるので
3連敗したらっていうのは1つの指標ですね繰り返すとメンタル崩壊するので
資金とメンタルを守るための損切りは正義— ささっち@FX宣教師(鉄壁ザビエル/ハゲテル) (@tradeacademia) April 3, 2020
ベテラントレーダーのお歴々でもこのように「損切り」を重要視しているのですから、FX自動売買であっても、
特に初心者やローリスク派の方々は、損切りは「あり」に設定するべき
であるように考えられます。
小さな負け(損失)は許容しつつ、致命的な取返しのつかない大きな負け(損失)は絶対に防ぐ
という事です。
「ループイフダン」は放置でも大丈夫なのか?
FX自動売買を行う上で、
放置のままでも大丈夫なの?
という点が気になる方もいらっしゃるかと思います。
結論から言いますと、
中長期的な相場のトレンドは追いつつ、必要に応じて「ループイフダン」の停止や設定変更はした方が良い
ように思います。
先ほども触れましたように、「ループイフダン」には、
上昇トレンドとレンジ相場に適している「B」タイプ
下降トレンドとレンジ相場に適している「S」タイプ
があります。
つまり、
上昇トレンドに適した「B」タイプで設定していても、相場が露骨に下降トレンドに変化した場合
下降トレンドに適した「S」タイプで設定していても、相場が露骨に上昇トレンドに変化した場合
などは、現在稼働している「ループイフダン」を停止して設定を変更して再稼働させる、という事はもちろん検討した方が良いように考えられます。
もちろん、管理人も随時相場を見ながら「ループイフダン」の設定を切り替える可能性はあります。
FX自動売買システム「ループイフダン」とは?
ここからは、
アイネット証券(アイネットFX)のFX自動売買システム「ループイフダン」とは何なのか?
について簡単にご紹介していきます。
安く買って高く売るを繰り返して利益を出す、シンプルな仕組みの「ループイフダン」
の「ループイフダン」は、
「安く買って高く売る」「高く売って安く買う」を繰り返して利益を出す、シンプルな仕組み
が特徴です。
引用:アイネット証券
FX自動売買には、
カーブフィッティング
と呼ばれる、
システムを過去の相場に合うように過剰に最適化
したものもあります。
しかし当然、相場は過去から未来まで同じ動きをするという事はあり得ません
ので、
過去の相場には合うが、未来の相場には合わない
という事は普通に起こります。
「システムはシンプルな方が良い」とも言われるようですが、その点において「ループイフダン」ほどシンプルな仕組みも他に無いように思われます。
カーブフィッティングとは?
カーブフィッティングとは、システムを過去の相場にぴったり合うように過剰に最適化することです。過去の相場に合うようにシステムを作るので、バックテストの成績は優秀になります。しかし、実際の取引で使うと過去と未来は同じではありませんので、大抵の場合、バックテスト通りに行きません。
(中略)
カーブフィッティングされたシステムは、過去の相場にぴったり合うように作られているので、未来の相場では役に立たないことが多いです。「システムはシンプルな方が良い」とよく言われますが、あまり複雑になるとカーブフィッティングする可能性が高いので、このように言われる一因になっています。
引用:Order System「カーブフィッティングとは?」より
なぜ「ループイフダン」を運用してみたくなったのか?
FX自動売買には、
「外為オンライン」の「iサイクル2取引」
などもあります。
もちろん機会があれば、いずれはこちらのシステムの運用もしつつ、比較検証などもしてみたいとは思っています。
ですがその中で、
の「ループイフダン」を運用してみたくなった理由についても触れてみたいと思います。
80%の人が資産を増やしている
の「ループイフダン」においてやはりどうしても気になるのは、
約80%のお客様が資産を増やしている
という点です。
非常に高い割合であるように思われますので、謳い文句としては十分です。
システムがシンプルで分かりやすく、説明も丁寧
その上で、FXと言いますと、
初心者には敷居が高い
という場合も少なくありません、
それにFX会社によっては、
口座開設の封筒の中身は紙切れ一枚
相場に関連した情報なども送られてこない
などといった場合もあります。
その点において、
の場合、動画などでもかなり分かりやすく「ループイフダン」について紹介しており、FX初心者の方でもかなり入門しやすいのではないかと考えられます。
まとめ ~ループイフダンの運用資金には余裕をもって~
本記事では、
アイネット証券(アイネットFX)のFX自動売買システム「ループイフダン」
についてご紹介してきました。
最後にまとめますと、
・「ロスカット」しないよう、運用資金には余裕をもって
・中長期的なトレンド動向は常にチェック
・特に初心者やローリスク派は「損切りあり」で
などが、「ループイフダン」を運用するにあたっての注意点かと思われます。
皆様の、FX自動売買システム選びの参考になりましたら幸いです。
そして管理人としても、良い結果が出る事を祈るばかりです(笑)