現代日本の大きな問題として取りざたされているもののひとつに、
・バブル崩壊後の1993年~2004年頃に高校や大学を卒業した世代
・2008年秋のリ-マンショックの影響を受けた1980年代後半生まれ
などといった、いわゆる
就職氷河期世代
に、非正規雇用労働者が多い事があります。
そして、
「就職氷河期世代」の就職支援
の必要性が叫ばれています。
「正規雇用を3年間で30万人増やす」――。
政府は”就職氷河期世代”の就職支援を本格化させる。就職氷河期世代とは、バブル崩壊後の1993年~2004年ごろに高校や大学を卒業した世代で、その数は約1700万人。「団塊ジュニア」の世代とも重なるために人口が多い。
現在、彼ら・彼女たちは”30代半ばから40代半ば”に至っているが、企業が新卒採用を絞った影響で新卒時には就職できず、その後も正規で働けない人が多い。このまま高齢化すると、十分な年金を受け取れず、生活が困窮するのではないかと懸念されている。
また就職氷河期世代には、もう1つの塊がある。前述より前の1980年代後半生まれで、現在”30代前半”の人たちである。2008年秋のリ-マンショックの影響で思うように就職できず、いまだに非正規で働いている人が少なくない。
引用:東洋経済新聞『俺たち「就職氷河期世代」1700万人を忘れるな』より
生活が困窮するのを懸念しつつ、就職支援を本格化させる前に税金はどんどん増やす訳ですから、怒りを通り越して呆れると言いますか、なんかもう笑っちゃいますね(苦笑)
言っている事とやっている事が支離滅裂です。
ちなみに厚生労働省では、
「非正規労働者」とは呼びません
という通知を省内で出しているようです。
「非正規労働者」とは呼びません―。厚生労働省雇用環境・均等局が、国会答弁などの際に非正規雇用で働く人の呼称として「非正規労働者」や、単に「非正規」という表現を使わないよう求める通知を省内に出していたことが3日、分かった。通知は8月。
理由について同局は「『非正規』は雇用や雇用形態を表現し、働く人に対する修飾語としてふさわしくないため」と説明。原則として労働者を指す場合は、雇用実態に沿う形で「有期雇用」「派遣」「パートタイム」などの表現とする。
通知では、「働き方をひとくくりにせず、実情をよく見た上で希望に沿った働き方の実現が重要だ」と考え方を示した。
考えとしては分からなくもないですし、形から入るのも時には必要な場合もありますが、「厚生労働省が考えるべきなのはそこじゃないだろ感」がすごいですね・・・
特に期待はしていませんが、今さらにも程があります。
まあそれはさておき、
就職氷河期世代だけど、どうしても非正規雇用から正規雇用になりたい!
という方は非常に多いものと思われます。
そこで今回は、
氷河期世代を受け入れている正社員就職支援サービスは?
などに関する話題です。
非正規雇用から正規雇用への道は険しい
就職氷河期世代の方々はもう身をもって分かりきっているかと思いますが、
フリーターからの正社員化
つまり、
非正規雇用から正規雇用
への道は非常に険しいです。
フリーター経験者の中で、現在の雇用・就業形態を問わず、正社員になろうとしたことがあ
る人の割合は
【2001年】
男性:85.0%
女性:63.0%
【2016年】
男性:77.4%
女性:66.0%
となっているのに対し、そのうち実際に正社員になれた人の割合は、
【2001年】
男性:76.0%
女性:51.0%
【2016年】
男性:61.9%
女性:40.8%
と減少の一途をたどっています。
正社員になろうとして、実際に正社員になれた人は男女合わせて2人に1人
という結果ですので、これはかなり厳しい状況であると言わざるを得ません。
また残念ながら、特に女性には厳しい状況といえます。
そしてこのデータは就職氷河期世代のみを対象としている訳ではありませんので、就職氷河期世代のみで見た場合はこんな生温い数字ではないだろうと思われます。
フリーターからの正社員化への状況についてはあまり改善しておらず、特に男女間の格差が開いた
引用:独立行政法人労働政策研究・研修機構『「フリーター経験者の高学歴化と正社員化減少 ―「第4回 若者のワークスタイル調査」―」 』より
就職氷河期世代OK!未経験OK!正社員を目指すための就活支援サービスは?
今さらご紹介するまでもない程厳しい就職氷河期世代の就職事情ですが、
就職氷河期世代に該当する年代の方々も対象に入る正社員就職支援サービス
というのも決して無い訳ではありません。
そこでここからは、
・バブル崩壊後の1993年~2004年頃に高校や大学を卒業した世代
・2008年秋のリ-マンショックの影響を受けた1980年代後半生まれ
などの就職氷河期世代の方でも利用できる正社員就職支援サービスをいくつかご紹介していきたいと思います。
30歳~54歳対象!無料で利用可能!東京都内での正社員就職支援サービス「ミドルコーナー」
30歳~54歳を対象にした正社員就職支援サービスには、
があります。
無料で利用可能
な就職支援サービスで、
年間就職決定者数:約7,000件
の実績があります。
30歳~54歳の内、就職氷河期世代にあたる方でもこういった就職サービスを利用すればチャンスが広がるはずです。
やる気次第で35歳の方でも採用!社会保険とお給料を貰いながら本格的なプログラミングを学び、正社員へ!「フリューゲル」
は、
・業界未経験者をIT人材として積極採用
・未経験からでも正社員として活躍できる
・30年以上の歴史がある、銀河グループの正社員になれる
・やる気次第で~35歳の方でも採用
・無料のプログラミングスクールとは違い、社会保険とお給料を貰いながら本格的なプログラミングを研修で学び、ITエンジニアに必要なスキルの習得が可能
などといった特徴のある、プログラミングを学びながら正社員を目指せる就職支援サービスです。
特に、リ-マンショックの影響を受けた1980年代後半生まれの就職氷河期世代にチャンスのある就職支援サービスです。
30歳以上でもOK!転職できなければ全額返金!転職成功率98%の「TECH::CAMP【エキスパートコース】」
は、
30歳以上OK
の転職・就職保障型ITスクールです。
ただし、
選考は厳しくなる
点には注意が必要ですが、
他の転職・就職保障型ITスクールでは30歳以上の方を受け入れていない場合が非常に多い中にあって、
は非常に貴重なスクールであると言えます。
さらに、
転職成功率も98%
と非常に高い数値となっています。
ただし、
オンライン受講は転職サポートがつかない
点には注意が必要ですが、現在30代の就職氷河期世代の方で、受講料を支払う余裕がある場合には考えられる選択肢の一つかと思われます。
まとめ
そこで今回は、
氷河期世代を受け入れている正社員就職支援サービスは?
などに関する話題についてご紹介してきました。
非常に厳しいとされる就職氷河期世代の就職事情ですが、就職氷河期世代の方々でも応募できる正社員就職支援サービスが、決して無い訳ではありません。
そしておそらく、応募したところで決して楽な道では無いだろうと思います。
しかしそれでも、「少しでもチャンスがあるならチャレンジしたい!」という方は、
などといった正社員就職支援サービスを利用してみるのも一つの選択肢ではないでしょうか?