みなさん、「お経」は好きですか?
もっとも、
好きですか?
と問われて
大好きです!
と答える方もなかなか珍しいかもしれません。
「お経」といえば葬儀・葬式や、法事・法要というイメージが強い方も多いかと思いますが、実は「お経」には意外な効果もあるようです。
今回は、そんな「お経」に関する話題です。
お経を聴くと悲しみが癒される?
まずお経の意外(と言ったら失礼かもしれないですが)な効果ついてですが、下記の記事によると
お経を聞くと、喪失感による悲しみが癒やされる効果がある
という研究結果が明らかになったそうです。
お経を聴く機会というと、葬儀・葬式、法事・法要など、人が亡くなった事に関連する場面が多いかと思いますが、もしかしたら知らず知らずの内に私達の悲しみも少なからず癒されていたのかもしれません。
ちなみに昨年暮れには、東北大学の谷山洋三准教授(宗教学)らの研究チームが、「お経を聞くと、喪失感による悲しみが癒やされる効果がある」とする研究結果を発表した。読経を通じて東日本大震災の被災者の心のケアに取り組んでいる谷山氏は、「経験的にお経の効果は感じていたが、免疫力の向上やストレス軽減を実証的に確認したのは初めて」とコメントしている。
引用『「安眠」に効く呼吸の秘訣、呼吸生理学の権威に聞く』より
お経って何?
残念ながら私はお経については特別詳しくありません…
そこでここからは、
そもそもお経って何なのか?
について少々振り返ってみたいと思います。
下記の記事によると、
お経とは、釈迦の教えを口伝で伝えたものを、誰でも読めるようにまとめたもの
であるそうです。
お経とは、釈迦の教えを口伝で伝えたものを、誰でも読めるようにまとめたものをさします。
お経はインドの経典が中国を経由して日本に伝わりました。日本国内のお経の種類は、俗に八万四千などとも言われていますが、正確な数はわかっていません。
日本で一番知られているとされる「般若心経」(はんにゃしんぎょう)
お経にも色々な種類があります。
ちなみに日本で一番知られているとされるお経は
「般若心経」(はんにゃしんぎょう)
とも言われています。
仏教にも様々な宗派が存在していますが、この「般若心経」は、宗派の垣根を越えて広く唱えられているそうです。
(もちろん、例外の宗派もあります)
そういえば、私の家のお墓に置かれている石碑にも「般若心経」が刻まれていますね・・・
宗派を超えたとても短いお経です
『般若心経』は262文字の大変短いお経です。正式名称は『般若波羅蜜多心経(はんにゃはらみったしんぎょう)』というもので、宗派に関係なく日本で一番知られているお経といっても過言ではないかと思います。
(中略)
どの宗派でも唱えているの?
日本の仏教には様々な宗派がありますよね。でも、どの宗派でも『般若心経』をメインにして唱えるわけではありません。
法相宗・天台宗・真言宗・禅宗ではそれぞれの宗派の解釈で使用されていますが、浄土真宗・日蓮宗・法華宗は別の経典を宗派の根本的な経典としているので、唱えられることはほとんどありませんが、それらの宗派でも『般若心経』に対してのその宗派なりの解釈があるようです。
引用:終活ネット「宗派を超えたお経『般若心経』とは一体何か?」より
「般若心経」の教えとは?
次に「般若心経」の意味についてですが、
般若心経はものごとや思想にとらわれて苦しむことのないよう説くもの
であるそうです。
もっとも、人や宗派によって解釈が変わる場合も多々あるそうですが、それだけ奥の深い教えであるとも言えるのかもしれません。
般若心経はものごとや思想にとらわれて苦しむことのないよう説くもので、仏教の宗派の多くはもちろん、仏教を離れた場でも読まれることがあります。
引用:いい葬儀ホームページ「般若心経の意味を分かりやすく解説!「ぎゃーてーぎゃーてーはーらーぎゃーてー」の意味がついにわかる!」より
「お経を聴くと悲しみが癒される」事に、思い当たる節がある
ところで、
お経を聴くと悲しみが癒される
という点について少々思い当たる節があるのですが、
私の父方の祖母が亡くなる直前、病院のベッドの上でずっとお経を唱えていたそうです。
元々晩年は熱心にお寺に足を運んではお経を唱えるのが習慣になっていましたが、そのお経のお陰か、亡くなった時の顔は笑顔でした。
残念ながらどういった心境だったのかを知る事はできませんが、少なくとも「お経」を唱えることに何らかの意味があった事は間違いないように思われます。
死んでみないと本当の意味や価値は分からない?(ポジティブな意味で)
よく、生きる事は苦しいことや辛いことだらけで、死とはその苦しみから解放されるという事だ、という方がいらっしゃいます。
残念ながら、私は少なくとも現世においては死んだことが無いため残念ながら確認はできません(笑)
しかし漠然とではありますが、「きっとそうなんだろうな」とは思っています。
といいますか、死んでなお生きているより辛いとか、そんな事は本当に勘弁していただきたいです(苦笑)
結局のところ、「お経」の本当の価値は、死んでみないと分からないといいますか、現世を離れてみて、始めてその本当の価値や意味が理解できるのかもしれません。
ここ最近立ち寄ったお寺
少々余談にはなりますが、2018年12月現在、私が一番最近立ち寄ったお寺は、
神奈川県伊勢原市の大山(標高1,252メートル)の中腹にある、
大山寺(おおやまでら)
です。
その日は猛烈な暑さで、大山寺に到着した時点でかなり体力を消耗してしまっていたのですが、大変ありがたい事にお寺の敷地内に冷風機が設置してあり、それだけでも十分救われ、癒されたのを覚えています(笑)
大山寺は、奈良の東大寺を開いた良弁僧正が天平勝宝七年(七五五)に開山したのに始まります。
行基菩薩の高弟である光増和尚は開山良弁僧正を継いで、大山寺二世となり、大山全域を開き、山の中腹に諸堂を建立。引用:大山寺ホームページ
お経を聴くには
ここからは、インターネットから手配できる、お経に関するサービスをご紹介していきたいと思います。
宗派の指定も可能、費用も安心の定額「お坊さん便」
お坊さん便は、
テレビや新聞など、多数のメディアにも取り上げられた事でも有名なサービスです。
下記の定額料金でお坊さんを手配してくれます。
・葬儀の読経:5.5万円~
・法事・法要:4.5万円
・戒名授与:2万円~
その他にも、
・お坊さんとの付き合いは一度きりでもOK
・心づけ・車代・お膳料などの追加費用が一切不要
・仏教の主要7宗派を手配可能
などといった特徴があります。
やはりお経に耳を傾けるなら、本物のお坊さんにお願いするのが一番であるように思います。
【公式サイト】お坊さん便
インターネットでお経を聴く
現代はインターネットでもお経を聴く事ができる時代になりました。
すぐにお経に耳を傾けたいという方にはインターネットでの視聴や購入も便利です。
まとめ ~お経のありがたみを再確認する機会に~
ここまで、
「お経」
に関する話題についてご紹介してきました。
お経というと、退屈、眠くなるなどといった印象をお持ちの方も多いかもしれません。
正直なところ、私もその一人であった事を否定はできません・・・
しかし、何百年以上にも渡って意味の無い文章を脈々と唱え続けてきたはずもありません。
ぜひこの機会に、「お経」のありがたみを今一度再確認してみてはいかがでしょうか?
と言いますか、私もしてみます。