東日本大震災の津波が想定外?住んでいる場所の災害の歴史を確認するべき理由

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2011年3月11日といえば、未曾有の大災害である「東日本大震災」が発生した日です。

・最大震度7

・最大遡上高40.1mの巨大津波

・死者1万5,896人、重軽傷者6,157人、届出があった行方不明者は2,536人(2018年9月10日時点)

などを記録し、さらには

福島第一原子力発電所事故

まで誘発し、非常に広範囲にわたって被害が発生した大災害でした。

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原発に関しては・・・

原発については、そりゃ無くて済むなら無い方がいいと思います。

(無くしても研究は続けるべきだとも思いますが)

しかし私には代替案が思いつきませんし、「反対!反対!」と叫ぶだけなら子どもでもできます。

風力とか太陽光とか地熱とか、言うだけなら簡単ですが、2019年になった今でもメインの電力源たり得ていないのは、まあそう甘い話ではないという事なんだろうと思います。

実際に大手企業の「日立製作所」も風力発電機製造から撤退していますしね・・・

日立製作所は25日、風力発電機の生産から撤退すると発表した。提携する独大手エネルコン(ENERCON GmbH)からの調達を拡大し、自社は風力発電所の保守運営や蓄電池と組み合わせた次世代サービスなどに注力する。風力発電市場は日本政府も力を入れ始めたが、日立の発表は風力発電機開発の「技術競争」での敗北を認めた形でもある。

引用:一般社団法人環境金融研究機構「日立製作所、風力発電機製造から撤退へ。大型化競争についていけず。保守管理や蓄電池活用の次世代サービスに特化。原発輸出撤退に続く「技術の日立」の後退鮮明に」より

そういえば、火力発電というと以前は

「地球温暖化がー」

「大気汚染がー」

と度々騒いでいたと思うのですが、最近はめっきり聞かなくなった気がしますね・・・

人間って本当に都合の良い生き物だなと、改めて思わなくもないです。

まあそういった感じですので、今回は「津波」の方の話をメインにしたいと思います。

津波の写真と、津波被害の写真

ちなみにこちらは、震災発生から3週間ほど後に私が撮影した津波被害の写真・・・

 

こちらは父が遭遇し撮影した、津波そのものの写真です。

実際に遭遇した津波というのは、ありとあらゆるものが壊れるような、とにかく音がすごかったそうです。

津波に遭遇したら距離ではなく、高さを優先して避難する

さきほど写真などを少しご紹介したように、私の父も東日本大震災の発生時に海の目の前におり、目の前で津波に遭遇しましたが、

・あらかじめ避難場所を決めていた

・距離ではなく高さを優先し、目の前の山をよじ登った

・車は捨てた

事により、一命をとりとめています。

逆に、再三の呼びかけにも応じず、災害を甘く見ていつまでも写真を撮り続けていた老人は、あっという間に海の中へ消えたそうです。

「一般財団法人 日本気象協会」の「避難の心得 津波編」においてもやはり、

・津波で避難するときは、「遠く」より「高い」場所に避難することを意識する

・自動車での避難は道路の渋滞に巻き込まれるおそれがあるため、原則、徒歩で避難する

などの重要性が挙げられています。

これらの事は私の父の経験からも絶対に間違いないので、くれぐれも忘れないようにするべきであると思います。

とにかく早く高い場所に避難する

津波で避難するときは、「遠く」より「高い」場所に避難することを意識しましょう。

自動車での避難は道路の渋滞に巻き込まれるおそれがあるため、原則、徒歩で避難しましょう。

想定されている津波浸水の高さ以上に位置する「津波避難ビル」やできるだけ頑丈で高い建物に避難してください。木造の建物は、津波による浸水の高さが2m程度になると倒壊する可能性が高いです。

避難所に指定されているところであっても、洪水や土砂災害を想定して指定されている場合もあり、津波からの避難には適さないこともあります。津波の浸水の危険性がないかをしっかり確認し、安全な避難場所を家族で決めておきましょう。

川は津波がさかのぼるのを遮るものがないため、市街地よりも内陸へ進みます。海からではなく、川から津波が襲ってくることもありますので、川から離れる方向に避難しましょう。津波は沿岸の地形などの影響で局所的に高くなる場合があります。予想される津波の高さだけで、ここなら安心と思わずにより高い場所を目指して避難しましょう。

・引用:「一般財団法人 日本気象協会」の「避難の心得 津波編

津波は想定外だったのか?

東日本大震災以前の東北地方沿岸部は、海沿いにも多くの建物が並んでいました。

私の知人、友人にも被害に遭った者が大勢います。

ただ本人達には直接聞けはしないものの、いつも思うのですが、

いつか必ず津波がくる

という事を、

本当に想定していなかったのでしょうか?

想定できなかったのでしょうか?

東日本大震災以前の東北地方の津波

東日本大震災以前に発生した、東北地方の大きな津波を見ると、100年ちょっとの間に

「明治三陸地震」

「昭和三陸地震」

の2回の地震による津波が発生し、大きな被害を出しています。

特に、

「明治三陸地震」の津波の遡上高38.2m

というのは、「東日本大震災」の最大遡上高40.1mにもそれほど引けをとらないほどの規模ですし、実際現地にも

「津波の到達地点」の看板が多数存在

し、注意喚起をしていました。

しかし、「東日本大震災」以前はその看板を無視して建物や住居が立ち並んでいましたし、「東日本大震災」の後は看板を無視して建っていた建物や住居のほとんどが壊滅的な被害を受けています。

ちょっと歴史を振り返るだけでも、「明治三陸地震」と「昭和三陸地震」のように大きな津波が2度も発生してますし、警告する看板などもあったにも関わらず、それらを無視しつつ「津波の到達地点」内に家を建て、

・これだけ大きな津波がくるとは思わなかった

・想定外だった

などと言うのは、少なからず違和感を覚えます。

【東北地方の主な津波】 ※出典:ウィキペディア

発生年月日地震名被害概要
1793年2月17日(寛政5年1月7日)寛政地震・宮城沖に発生した地震で、岩手県中部?牡鹿半島沿岸に3-5mの津波

・大船渡で9尺、死者1,213人

1896年(明治29年)6月15日 明治三陸地震・岩手県綾里(現・大船渡市)で津波の遡上高38.2m

・死者不明者22,000人

1933年(昭和8年)3月3日 昭和三陸地震昭和三陸地震・死者、不明者3,000人

・最大遡上高は、岩手県気仙郡綾里村(現・大船渡市三陸町の一部)で、海抜28.7mを記録

2011年(平成23年)3月11日 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)・岩手県大船渡市の綾里湾で遡上高40.1m

・観測できた津波の高さでも9.3m以上(福島県相馬港)と、津波において国内観測史上最大

・死者15,894人、行方不明者 2,561人、負傷者 6,152人

災害の歴史も繰り返している

地震大国の日本ですから、過去の歴史を振り返ると、ありとあらゆる地域で地震や津波が発生しています。

そのため地震や津波などの災害に対する心構えとして、1度起きたからもう来ないではなく、

以前起きた事はまた起こる(可能性がある)

という考え方が基本的に正しいように思います。

実際に地震予測の世界でも「周期」という言葉はよく使われています。

73年間大地震が発生していない南海トラフ

このほか、相模トラフ沿いでは、プレートの沈み込みによるM7程度の地震が今後30年以内に70%程度で発生すると評価されています。

また、約88年周期で大地震が起こると推定されている南海トラフでは、この73年間大地震が発生していないことから、M8-9級の地震が70-80%の高確率で発生する、とされています。

日本においては、どの場所であっても突然の地震に見舞われるおそれがあります。今後も揺れや津波への備えは欠かすことはできません。

引用:ウェザーニュース「M7級以上の地震が30年以内に高確率で発生するエリアは?」より

ご自身が住んでいる場所や地域の、過去の災害の歴史はどうなっていますか?

ところで、今現在ご自身が住んでいる場所や地域の、過去の災害の歴史はどうなっていますか?

・過去にどんな地震が起きたか

・過去に発生した津波はどこまで到達したか

・過去に火山が噴火したときはどうなったか

きちんと把握していますか?

幸い、現代においてはインターネットでいくらでも過去の災害の情報を閲覧する事ができます。

知らなかった、などというのは単なる怠慢に過ぎません。

★明治以降1995年までに、我が国で100人以上の死者・行方不明者を出した地震・津波(※出典:気象庁

発生年月日地震名死者・行方不明者津波最大震度最大震度を観測した観測点(地方)
明治5(1872)年3月14日7.1浜田地震死者 555不明  -
明治24(1891)年10月28日8濃尾地震死者 7,273-6岐阜、愛知、滋賀、三重県の一部
明治27(1894)年10月22日7庄内地震死者 726-5山形県の西部
明治29(1896)年6月15日8.2明治三陸地震死者 21,959(2~3)岩手県を中心に北海道、東北地方
明治29(1896)年8月31日7.2陸羽地震死者 209-5秋田、岩手、山形県の一部
大正12(1923)年9月1日7.9関東地震

(関東大震災)

死・不明 10万5千余6東京都 東京など5点
大正14(1925)年5月23日6.8北但馬地震死者 4286兵庫県 豊岡
昭和2(1927)年3月7日7.3北丹後地震死者 2,9126京都府 宮津測候所など2点
昭和5(1930)年11月26日7.3北伊豆地震死者 2726静岡県 三島市東本町
昭和8(1933)年3月3日8.1昭和三陸地震死・不明 3,0645岩手県 宮古市鍬ヶ崎など6点
昭和18(1943)年9月10日7.2鳥取地震死者 1,0836鳥取県 鳥取市吉方
昭和19(1944)年12月7日7.9東南海地震死・不明 1,1836三重県 津市島崎町   など2点
昭和20(1945)年1月13日6.8三河地震死者 1,9615三重県 津市島崎町
昭和21(1946)年12月21日8南海地震死・不明 1,4435和歌山県 串本町潮岬など17点
昭和23(1948)年6月28日7.1福井地震死者 3,7696福井県 福井市豊島
昭和35(1960)年5月23日9.5*チリ地震津波死・不明 142震度1以上を観測した地点なし
昭和58(1983)年5月26日7.7日本海中部地震死者 1045秋田県 秋田市山王など3点
平成5(1993)年7月12日7.8北海道南西沖地震死者 202

不明 28

5北海道 寿都町新栄など4点
平成7(1995)年1月17日7.3兵庫県南部地震

(阪神・淡路大震災)

死者 6,434

不明 3

7神戸市等阪神淡路地域

今一度、避難場所など災害対策の見直しを

災害は、遭遇してから考え出しても基本的に遅いです。

それに、以前起きた災害は、いずれまた起こる(可能性が高い)と考える方が妥当です。

・海の近くに住んでいたり、海の近くで仕事をしている方は、万が一の避難場所を想定していますか?

・ご家族やお子様は普段どこにいて、いざという時はどこに避難しますか?

今一度、過去の災害の歴史と向き合い、然るべき対策を検討しておく機会になりましたら幸いです。

 

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