派遣社員の皆さんを悩ませる問題の一つに
交通費
があると思います。
正社員などの直接雇用では支給される事の多い交通費ですが、
派遣社員は交通費が支給されないのが当たり前
というのがもはや派遣社員の間では常識になっているものと思います。
今回は、
派遣社員の交通費
に関する話題です。
この記事の目次
派遣社員は交通費が支給されないのが当たり前?
冒頭でも触れましたように、
派遣社員は交通費が支給されないのが当たり前
というのが派遣社員の基本であり、常識です。
そして、
派遣社員に交通費が出ないことに対する不満
というのも、以前から少なからず話題になっている問題でもあります。
派遣労働者への交通費支給については、これまで「社員ではないので支給されないのが当たり前」とされているが、それでもネットには「不公平だ」という不満の声が絶えない。同じ仕事をしているのに、正社員だと交通費が出て、派遣社員だと出ないのはおかしいというのだ。
引用:キャリコネニュース『派遣社員にも「交通費」が支給されるようになる? 参議院の「附帯決議」が話題に』より
裁判沙汰になった事例も・・・
さらに、派遣社員に交通費が出ないことに対する不満が爆発したのか、
通勤手当が支払われないのは正社員との不合理な待遇格差を禁じた労働契約法に反する
として、大手派遣会社を相手取り、
派遣社員が派遣元に通勤手当の支払いを求めて訴訟を起した
という事例も存在するようです。
通勤手当が支払われないのは正社員との不合理な待遇格差を禁じた労働契約法に反するとして、リクルートホールディングス子会社のリクルートスタッフィング(東京)の派遣社員だった大阪府富田林市の男性(46)が7日、同社に約72万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こした。代理人弁護士によると、派遣社員が派遣元に通勤手当の支払いを求めた訴訟は初めて。
引用:日本経済新聞「通勤手当支給求め提訴 元リクルート系派遣社員、大阪 」より
仕事探しでも重視される、派遣社員の「交通費」
派遣社員を対象とした、
仕事探しで最も重視することはなんですか?
という調査においても、
1位:「給与」(25%)
2位:「勤務地」(21%)
3位:「通勤時間・交通手段」(12%)
となっていますが、「勤務地」「交通手段」などは『交通費』に直結しますし、『交通費』はそのまま『給与』の金額にも直結しますので、やはり派遣社員にとって『交通費』というのは仕事を探す上での重要なポイントになっていると言えます。
確かに交通費というと、勤務地にもよりますが、1ヶ月に1万円以上はかかる事も決して珍しくないように思いますし、交通費が支給されないとなると、「勤務地」や「交通手段」を仕事探しにおいて重視せざるを得なくなるのは致し方のないところもあるかもしれません・・・
・生活するためにはやはりお給料が大事だと思います。また、多少仕事で嫌な事があってもしっかり見合ったお給料がいただけていれば乗り切れます。(Neneさん)
長く続けるため・交通費をおさえるために「勤務地」「通勤時間」を重視
・通勤が便利だと長く続けやすいから。派遣契約だと交通費もおさえたいため。(すぅすぅさん)引用:産経新聞『2人に1人の求職者が求人情報サイトを含む“インターネット関連”で検索 一方で“自分に合った仕事探し”で悩む傾向に 46%の人が派遣会社からの「自分に合った仕事の紹介」を求めている』より
さらに下記の「派遣就業意向に影響する項目」に関する調査においても、
・1位:「働く時間や期間などの融通が利く」(73%)
・2位:「交通費が支給される」(69.7%)
・3位:「パート・アルバイトよりも時給が高い」(64.3%)
となっており、「交通費が支給される」というのは派遣社員の仕事探しにおいてやはり非常に重要なポイントです。
派遣就業意向に影響する11の項目について、「これがないと応募すら検討しない」「とても意向が高まる」をあわせて最も応募意向が高まると回答した項目第1位は「働く時間や期間などの融通が利く」(73%)。次いで2位が「交通費が支給される」(69.7%)、3位は「パート・アルバイトよりも時給が高い」(64.3%)となった。
引用:livedoor NEWS『「派遣に対する意識調査」就業意向に影響する要因を調査』より
交通費が支給される派遣会社は?
派遣社員は交通費が支給されないのが当たり前
という状況は長らく続いていましたが、しかし近年、
派遣社員にも交通費を支給する
という派遣会社も少なくはありますが、現れ始めています。
その一つが、
2019年4月より全てのお仕事で交通費を別途支給
する、
です。
「テンプスタッフ・テクノロジー」と「インテリジェンスの派遣部門」を統合したのが『パーソルテクノロジースタッフ』
と言われても、「聞いた事ない・・・」と思われる方も少なくないかもしれません。
は、
「テンプスタッフ・テクノロジー」と「インテリジェンスの派遣部門」が統合し、2017年1月1日に誕生した派遣サービス
です。
「テンプスタッフ」や「インテリジェンス」と聞くと、ピンとくる方も多いかと思います。
『パーソルテクノロジースタッフ』の特徴は?
・ITエンジニア(ほかIT業界全般)
・Webクリエイター
・ものづくりエンジニア
などに特化した派遣サービスである、という特徴があります。
具体的な職種としては、
【ITエンジニア、IT系専門職】
開発エンジニア、ネットワークサーバーエンジニア、テクニカルサポート、ヘルプデスク、IT営業、ソフト/ハードウェア評価、PMO、SEアシスタント など
【WEBクリエイター】
クリエイター、ディレクター、プランナー、マーケター、デザイナー、コーダー など
【設計・研究開発】
機械設計、電気・電子回路、半導体、組込みソフト、CAE解析、生産技術(FA)、品質管理、建築・設備系設計、化学・材料研究開発、CADオペレーター、電気・機械評価 など
などといった職種を取り扱っています。
登録方法は「オンライン登録」と「来社登録」の2種類
の登録方法には、
・Web上で派遣登録が完了する「オンライン登録」
・全国のオフィスで開催されるスタッフ登録会に参加する「来社登録」
の2種類があります。
「オンライン登録」であれば登録会への参加が不要ですし、スマホのオンライン登録なら5分程で登録が完了し、お仕事紹介を受ける事ができるため、非常に利用しやすい派遣サービスとなっています。
また、コーディネーターに直接会って相談したい場合には登録会へ参加する「来社登録」を行ってからお仕事紹介を受ける事もできるため、自分に合った方法でお仕事探しをスタートする事ができます。
『パーソルテクノロジースタッフ』では、2019年4月より全てのお仕事で交通費を別途支給!
さきほども触れましたように、
派遣社員は交通費が支給されないのが当たり前
というのがこれまでの常識でしたが、
2019年4月より全てのお仕事で交通費を別途支給
するという、派遣社員にとっては本当にありがたいサポートを展開するようです。
交通費というと、勤務地にもよりますが、1ヶ月に1万円以上はかかる事も決して珍しくないように思いますので、これは派遣社員にとっては非常にありがたいサポートであるように思われます。
交通費が支給されるかされないかで、下手をすると1日分程の給与の違いになりかねないですしね・・・
2019年4月より、パーソルテクノロジースタッフを通じて就業する派遣エンジニアの通勤費用の支給を開始いたします。
これにより勤務地による費用負担を気にせず、エンジニア自身のキャリアアップや自己実現軸での仕事選びを可能にし、中長期的なキャリアデザインができるように支援いたします。引用:PR TIMES『パーソルテクノロジースタッフ、エンジニアのキャリア支援プロジェクト第二弾 2019年4月より派遣エンジニアの通勤交通費を支給開始』より
まとめ
今回は、
派遣社員の交通費
に関する話題などについてご紹介してきました。
しかし、
2019年4月より全てのお仕事で交通費を別途支給
する
は本当に素晴らしい取り組みをされているように思います。
もし、
・現在の派遣会社に条件面などでの不満を感じている
・交通費が支給される派遣のお仕事を探している
などという方は、
2019年4月より全てのお仕事で交通費を別途支給
する
への登録も検討してみてはいかがでしょうか?