高齢者ドライバーが車を運転するのは危険?運転事故防止グッズや予防方法は?

現代日本が未曾有の高齢化社会である事は、既にご存知の方も多いかと思います。

そんな中、高齢者ドライバーが運転する車により発生する痛ましい事故のニュースも度々報道されています。

県内で4~5月にかけて自動車運転免許を返納する高齢者が増加していることが、23日までに県警のまとめで分かった。

東京都豊島区東池袋で4月19日、高齢者が運転する車が暴走し、母子2人が死亡、10人が負傷した事故の前後で特に増加傾向がみられるという。

引用:埼玉新聞「池袋の暴走事故の影響か…高齢者の運転免許返納が増加 事故後、埼玉県内で1510人増 県警がまとめ」より

今回は、

高齢者ドライバーによる運転事故を防止、予防するには?

に関する話題です。

高齢者ドライバーによる運転事故は増えているのか?

まず、

高齢者ドライバーによる運転事故は本当に増えているのか?

についてみていきたいと思います。

発生件数は減っているが、割合としては増えている

警視庁「防ごう!高齢者の交通事故!」の『高齢運転者(第1当事者)の交通事故発生状況』によると、高齢運転者(第一当事者)交通事故発生件数は、

平成21年には6,883件

でしたが、

平成30年には5,860件

となっており、実は発生件数そのものは減っています。

ただし、事故全体に占める高齢運転者の事故割合は、

平成21年には12.2%

でしたが、

平成30年になると18.0%

まで上昇しており、事故全体に占める高齢運転者の事故割合は確実に増加しているようです。

高齢運転者(第1当事者)の交通事故発生状況(平成30年中)

警視庁交通総務課統計

・高齢運転者とは、原付以上(特殊車を含む。)を運転している65歳以上の者をいいます。

・高齢運転者の交通事故発生件数は、第1当事者となった件数です。

・構成比の数値は四捨五入しているため、内訳の合計が100パーセントにならないことがあります。

都内における高齢運転者が第1当事者となる交通事故発生件数は10年前に比べ減少していますが、高齢運転者による事故の割合は年々増加傾向にあります。

引用:警視庁「防ごう!高齢者の交通事故!」より

よくある事故原因:ペダル(アクセルとブレーキ)の踏み間違え

高齢者ドライバーの事故原因でよく聞かれるものに、

ペダル(アクセルとブレーキ)を踏み間違えた

というものがあります。

しかし、なぜこのような現象が起こるのでしょうか?

ペダルの踏み間違えは若い世代でもあるが、死亡事故に繋がるのは高齢者が圧倒的に多い

まず下記の調査によると、

実は20代ドライバーでもペダルの踏み間違えはある

ようです。

しかし、

ペダルの踏み間違えが死亡事故に繋がるのは、60代以上が圧倒的に多くなっています。

引用:FNN PRIME『高齢者による“ブレーキとアクセルの踏み間違い”事故…原因は若い頃よりも硬くなった「あるもの」?』より

なぜ死亡事故に繋がりやすいのか?

また、高齢者のペダル踏み間違いが死亡事故に繋がりやすい原因についてですが、

若い世代はペダルを踏み間違えてもすぐに修正する反射神経があるが、高齢者は反射神経が鈍っており、事故を起こすまで間違いに気付かない、止まれない

というものがあるようです。

若い方は、ブレーキと間違えてアクセルを踏んでスピードが出てしまっても「あ、これ違う」とすぐに気づいて、それを修正できる反射神経がまだあります。

しかし高齢の方はそれが鈍ってしまい、ブレーキを踏んでいるつもりなのにスピードが出てしまった時に、間違いに気付けず「え?」と思っている間にもどんどん車が進んでしまう。そしてパニックになり、事故につながるということです。

引用:FNN PRIME『高齢者による“ブレーキとアクセルの踏み間違い”事故…原因は若い頃よりも硬くなった「あるもの」?』より

なぜペダルを踏み間違えるのか?

そして、高齢者がペダルを踏み間違える原因として、

・股関節が硬くなる

・足元の感覚が鈍くなる

などといった点が挙げられています。

高齢者は、若い世代と比べて股関節が硬くなり、上半身を右に曲げると足も一緒に右方向へ移動してしまう傾向があるため、ブレーキペダルを踏んだはずがアクセルペダルを踏んでしまう、という状況が発生してしまうのだそうです。

上半身をひねった時、若い方は足が身体についていくことなく、ブレーキペダルに残ったままになります。

しかし、もちろん個人差はありますが、高齢者の方は上半身を右に曲げると、足も一緒に右方向へ移動してしまう傾向があるんです。

これは若い方に比べ、股関節が硬くなるから起こるんだそうです。

引用:FNN PRIME『高齢者による“ブレーキとアクセルの踏み間違い”事故…原因は若い頃よりも硬くなった「あるもの」?』より

ペダルの踏み間違いを防ぐ方法は?

さらに、ペダルの踏み間違いを防ぐ方法としては、

・股を閉じ、内股になるよう意識し、足先が進行方向を向くように座る

・体の中心に右足が寄るように、しっかりと座る

・椅子に深く座り背筋を伸ばす、肘に余裕をもたせる、膝に余裕をもたせるなど、正しい乗車姿勢を再確認する

などといった点が紹介されています。

ただ、個人的にこれについてちょっと思うところがあるのですが、高齢者の方が運転中にこれらの姿勢を意識し過ぎると、今度は他の動作がおろそかになってしまう、という現象が発生してしまいそうな心配もあるのですが、大丈夫でしょうか・・・

<“踏み間違い”を防ぐには>
・股を閉じ、内股になるよう意識し、足先が進行方向を向くように座る

・体の中心に右足が寄るように、しっかりと座る

・椅子に深く座り背筋を伸ばす、肘に余裕をもたせる、膝に余裕をもたせるなど、正しい乗車姿勢を再確認する

引用:FNN PRIME『高齢者による“ブレーキとアクセルの踏み間違い”事故…原因は若い頃よりも硬くなった「あるもの」?』より

高齢者ドライバーによる死亡事故現場目撃談

実は私も、高齢者ドライバーによる事故現場を目撃した事があります。

この事故もやはりペダルの踏み間違えによる事故で、アクセルとブレーキを踏み間違えた乗用車がある店舗に猛烈な勢いで突っ込み、店内にいた1名が死亡した、という事故でした・・・

その時は多数の野次馬と、それを遠ざけようとする警察の怒声で大変な騒ぎになっていたため、私は遠巻きに少し様子を伺う程度でしたが、あれは本当に痛ましい事故でした・・・

病気や発作による問題も

また、ペダルの踏み間違えではないのですが、特に高齢者ドライバーが心配するべきものの一つに、

突然の病気や発作

もあるかと思います。

私の身内でも、車の運転中に突然気分が悪くなり、意識を失ってしまった者がいます。

幸い、ギリギリのところで車を路肩に停車させる事ができ、さらに幸いな事に、たまたま通りかかった別のドライバーの方が何となく気になったらしく様子を見に来てくれて、すぐに救急車を呼んでくれたために一命はとりとめましたが、身内の命はもちろん大事ですが、

・もし車を停める事ができなかったら

・もしそれが市街地だったら

などと考えると、非常に恐ろしい出来事であったように思います。

免許の返納に対する意識は、都会と地方でだいぶ違う

冒頭でご紹介したニュース中に、

高齢者の運転免許返納

というものがありました。

もちろんそれも選択肢の一つではあります。

しかし、下記の調査によると、

適切な免許返納時期が「74歳まで」と回答した方の割合は、都会に対して地方は12%も少なくなっています。

この背景には、やはり交通インフラ、公共交通機関の充実度の差があるようです。

「何歳で返納するのが妥当か」との問いには、「70~74歳」が42%と最も多く、次いで「69歳以下」が24%で、この両者を合わせると「74歳まで」66%と3分の2の割合になる。「75歳から79歳」が20%なので「80歳未満」では86%となり約9割が80歳までに返納すべきと考えているようだ。

しかし、回答者を「1都3県、大阪府」と「その他」というふうに都会と地方に分けて見ると、都会では適切な返納時期が「74歳まで」としている者が73%なのに対して、地方では61%と12%もの違いが見られる。やはり交通インフラに乏しい地方では返納はなかなか難しいと言うことか。

引用:exciteニュース『運転免許証返納、都市と地方で意見分かれる。「74歳までに」6割』より

地方で車の無い生活は考えにくい?

これについては地方在住の方や、地方在住経験のある方であれば理解できるものと思われます。

特に田舎では公共交通機関は1時間に1本以下という事も珍しくありませんし、公共交通機関が頼りになるとはどうしても言い難い面があります。

そして、大人が1人1台の車を所有している家庭というのも珍しくありません。

田舎にはインターネットを十分に使いこなせない高齢者も多いですし、もし車に乗れなくなった場合、買い物などの日常生活はどうするんだろう?という高齢者も少なくないように思います。

高齢者ドライバーの事故予防や防止用のグッズやサービスは?

高齢者ドライバーの交通事故が非常に心配されている昨今の状況ですから、

高齢者ドライバーの事故予防や防止用のグッズやサービス

というのも増え始めているようです。

ここからは、それらのグッズやサービスの一部をご紹介していきたいと思います。

高齢な家族の運転状況を見守ることができる「スマートドライブファミリーズ」

高齢な家族の運転状況を見守ることができる「スマートドライブファミリーズ」

は、

・「SmartDriveデバイス」という装置を車のアクセサリーソケットに挿すだけで設置可能

・運転ごとの急ハンドル、急加速、急減速の「運転診断スコア」を表示することで、どの操作が悪いのか、どこで急操作があったのかを知ることができる

・車の現在地を地図上で確認することができ、現在車が走行中か停車中かわかる

・どのくらいの距離や時間を運転したか、どのルートを通ったか、どんな運転だったのかなどを詳細に知ることができる

・家族がよく行くエリアを登録すると、そのエリアへの車の出入りをリアルタイムで通知

などといった特徴のあるサービスです。

引用:高齢な家族の運転状況を見守ることができる「スマートドライブファミリーズ」

いくら高齢な家族の運転が心配でも、四六時中見ている事は不可能です。

しかし、

高齢な家族の運転状況を見守ることができる「スマートドライブファミリーズ」

を利用すれば、

・運転技術に問題はないか

・異常な運転が見られないか

・今どこを走っているのか

などを随時確認する事ができます。

・月額:2480円(税別)※初期費用不要

はかかりますが、万が一事故を起こしてしまった場合の取り返しの付かない事態を考えれば、むしろ安いくらいと言えるのではないでしょうか。

居眠りウォッチャーひとみちゃんmini

居眠りウォッチャーひとみちゃんmini」は、

ハンドルに設置する赤外線センサーです。

・顔認識でドライバーの居眠りやわき見を注意し、認識すれば警報を出す

・スマートフォンアプリ(ひとみちゃん)での アラームやバイブにより注意喚起や、居眠り、わき見の発生時刻、場所の確認が可能(アプリは各ストアにて2019年5月リリース予定)

などといった特徴があります。

まとめ

今回は、

高齢者ドライバーによる運転事故を防止、予防するには?

に関する話題についてご紹介してきました。

近年世間を騒がせている高齢者ドライバーによる運転事故ですが、生活環境によっては車や運転免許を中々手放せない状況もあるというのもまた事実です。

もし、

・高齢な家族などの運転状況に不安を感じる

・できるだけの対策をとって事故を未然に防ぎたい

などといった方は、

高齢な家族の運転状況を見守ることができる「スマートドライブファミリーズ」

のようなサービスを利用してみるもの一つの選択肢ではないでしょうか?

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