2019年7月25日|高校野球岩手県大会「花巻東高校vs大船渡高校」に思う事

2019年7月25日には、高校野球岩手県大会の決勝戦、花巻東高校vs大船渡高校がありました。

結果としては、

花巻東 12 – 2 大船渡

で、花巻東高校が同校では初の連覇となる、2年連続10回目の夏の甲子園出場を決めました。

まず何はともあれ、

花巻東高校の皆さん、優勝おめでとうございます!

点を取るための引き出しの多彩さ、徹底したカバーリングに固い守備、一切手抜きのない全力疾走による果敢な走塁、冬場のトレーニングで力強さを増した打撃力など、日頃から厳しい練習で鍛えに鍛えた野球を存分に発揮しての文句なしの優勝だったと思います。

また個人的には、2年生時から腰痛に苦しみ、中々見る機会にも恵まれなかった西舘勇陽投手が背番号1を背負って頑張っていたのも感慨深いです。

甲子園での活躍も本当に楽しみにしています!

さて、優勝した花巻東高校をよそに、残念ながら世間を賑わせている話題は、

大船渡高校の佐々木朗希投手をなぜ登板させなかったのか?

です。

・怪我の予防のためなら当然投げさせるべきではない

・私なら投げさせた

・部外者が口を出すべき問題ではない

など様々な意見が噴出しています。

この中で言えば、私個人としては「部外者が口を出すべき問題ではない」という意見に賛成ですが、これらの意見の中で、誰の意見がはっきりと間違いだという事も無く、ほとんどの意見に一理はあるようにも思います。

ただ、

高校生相手にいい歳こいたジジイがヤジを飛ばす

大船渡高校に苦情を入れる

ような輩は

論外

です。

いっぺん○んでみてからやり直して下さい。

まあ動く粗大ゴミの事はさておき、この一連の出来事の中で、個人的にどうしても気になる事があります。

君はどうしたいんだよ!どうしたかったんだよ!

個人的にどうしても気になる事、それは、

佐々木朗希投手は、本当はどうしたかったのか?

本人の意思

です。

「野球界の宝」

異論はありません。

「宝物は守らなくちゃ」

その通りだと思います。

誰々ちゃんがこう言ったから~、とかは聞きたくない

ですが、佐々木朗希投手の人生は、佐々木朗希投手のものです。

他の誰のものでもありません。

大船渡高校の監督さんはもちろん、高名な評論家の方々が、いつまでもつきっきりで守ってくれる訳でもありません。

人間ちやほやされているうちが華で、いざ下降線となれば監督さんはともかく、たいていの部外者はいざとなれば冷たいもんだと思います。

まあそれはさておき、佐々木朗希投手のインタビューの中で、

「投げたい気持ちはあった」

というニュアンスの言葉がありました。

 言葉が出てこなかった。目を赤く潤ませた佐々木は、ややうつむいたまま14秒間沈黙した。国保監督が故障を心配して起用しなかったことを聞かれると、何かをのみ込むように黙り込んだ後、「監督の判断なので、しょうがないと思います」。

質問を重ねられると「高校野球をやっている以上、試合に出たいというのは当然のことだと思うので、投げたいという気持ちはありました」と本音も漏れた。

引用:スポーツ報知「【岩手】大船渡・佐々木朗希「投げたかった」ベンチで終わった夏」より

でも、

監督の指示があったから投げなかった

というのが事の顛末であると認識しています。

もちろん私も部外者ですし、大船渡高校のチーム事情の真実は知る由もありません。

しかしそれでも、

投げたい気持ちが自分の中であったのなら、投げろよ!

自分の行動は、責任を持って自分で決めろよ!

と言いたくなります。

逆に、投げさせないという監督の指示に納得しているのであれば、

自分の意思もあって投げなかった

と言うべきであるように思います。

本人の意思が見えない

もちろん高校生ともなるとつい無理をしてしまうという側面もあるかとは思います。

なかなか目上の人に向かっては、自分の意見を言えないかもしれません。

ですが、何となくこの一件でイライラしている方が多い気がするのは、

本人の意思や希望が、本人の言葉で示されていない

からなのではないかと思います。

・監督さんに言われたからこうした

・周りに言われたからあーした

という、他人に依存した意思決定という印象がどうしても拭い切れません。

例えば、よく佐々木朗希投手の引き合いに出される大谷翔平選手は、花巻東高校の佐々木洋監督の指導の下、「160km投げる」「メジャーリーグに行く」など、自分の意思でしっかりとした目標を立て、その目標に向かってわき目も振らずに頑張り続けているからこそ、今の大活躍があるし、多くの野球ファンから愛されているのだと思います。

また、同じく花巻東高校の菊池雄星投手は、高校時代に投げすぎたためか、最後の夏の甲子園からプロ入りまで、怪我などに悩まされていたようですが、ご本人も「高校野球は楽しかった」と発言していますし、自分の意思で投げきった高校野球におそらく後悔はしていないはずです。

しかし今回の一件に関しては、

俺は将来絶対にプロ野球で活躍したいから、高校野球では無理しない

のか、

大船渡高校の仲間達と最後まで全力でプレーし、絶対に甲子園に行きたかった

のか、

結局のところ彼の本心がどこにあるのかが見えず、本人の言葉ではっきり意思表示がされていない点に、個人的には不満を感じます。

別に、本人が決めた事であればどちらでも良いと思うのです。

それこそ他人がとやかく言う話ではありません。

ただ試合が終わった後で、メソメソしながら後出しジャンケンのように、

「監督の判断で~」

「投げたい気持ちはあった」

などと発言するのは、個人的に見ていて非常にイライラします。

監督の判断に何かひっかかる点があるのなら、試合前に納得行くまで話し合うべきだったのではないでしょうか。

彼の才能に対する疑いの余地は一切ありません。

本当に素晴らしい、唯一無二の才能だと思います。

ただ、プロ野球の世界は厳しい世界です。

ただ球が速いだけでは、メッタ打ちの世界だと思います。

これから日本のプロ野球に挑戦するのか、メジャーリーグに挑戦するのかは分かりませんが、厳しいプロの世界で本当に強い意志を持ってこれから闘っていけるのか、もちろん頑張ってはほしいですが、色々と考えさせられる出来事であったように思います。

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